投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

女子中学生 辱めの部室
【学園物 官能小説】

女子中学生 辱めの部室の最初へ 女子中学生 辱めの部室 41 女子中学生 辱めの部室 43 女子中学生 辱めの部室の最後へ

謝罪と裏切りと裸の女王様(後編)-2

「やっぱり、あんたも気に入らないのよね」

 それに対して、公江は冷たく言い放った。
「いつの間にか女王様気取りで、私までパシリみたいに使って、あれこれ命令ばっかりして。だいたい、あんたに言われてこの部室の合鍵作るの、どんだけ苦労したと思う? それに、そんな格好までして、西永くんを独占しようなんて考えて」
 そう言いながら、公江はさらにシャッターを切っていく。

「何言ってるの、公江? 待ってよ!」
 瑞華はうろたえて、手で大事な所を隠すものか、カメラを遮るものか、もがくように右往左往しながら、いつのまにか懇願するような調子になっていた。

「こんな風に、できるものならしたかった。もうあんたについて行く気なんて無いから」
 そうしてスマホを裏向け、撮りたての瑞華の姿態を見せつける。
「私にもわざわざ弱みを握らせてくれるなんて、ホントにバカな女」

 突っ伏した姿勢を後ろから撮った一枚など、両脚が開いているため、陰唇も肛門も丸見えだった。豊かすぎる瑞華の陰毛は、尻の穴の近くまで生え進んでいることまではっきりわかる。振り向こうとするところなので、それが誰であるかも歴然だった。
 その前に恵美に撮られた立像は相応に美しさを感じさせるヌードと言えるとしても、こちらは露骨な痴態写真と言っていい。

「い、いやぁっ!」
 瑞華はとうとう、羞恥に悲鳴をあげた。
「ありがとう恵美。あんたのおかげでこうする勇気も出たよ」
 そんな瑞華をよそに、公江は恵美に一礼した。

「あ、朝菜ぁーっ!」
 公江にまで裏切られた瑞華は、最後の頼りとばかりに朝菜に助けを求めた。小学校時代からの仲良しの朝菜だけは裏切らないと信じた。信じたかった。
 だが瑞華の縋りつくような目に対して、朝菜は冷ややかな視線を送って返す。

「あたしも、乗った」
 朝菜は取り押さえていたみさきを放すと、自分のスマホを手にし、これまた瑞華のあられもない姿を撮った。

「あたしも、あんたの大きな態度、いい加減ちょっとムカついてたしさ。それにこっちの方が、面白そうだもんね。学校中のみんなが、あんたのその恰好見たらどう思うかなってさぁ。ずーっと偉そうにしてたあんたが転落してくの、見てみたくなった」
 面白そう……そんな風に言って、朝菜までが瑞華を見限ってしまったのだ。

 恵美の離反が引き金になって、ついにこの場にもう瑞華に味方する者は誰もいなくなった。
 服従を強いた恵美ばかりか、ずっと自分に忠実に従ってきた公江にも朝菜にも裏切られる。そんな事態をいまだ受け入れられず、おろおろと立ち上がった瑞華は、全裸のからだをわなわなと震わせていた。

 今までずっと、公江も朝菜も瑞華のファッションを賛美し、おしゃれの指南を頼ってきた。そういう女子は校内には少なくないが、そのなかでも2人には特別に扱い、たびたび服やコスメを選んでやりもした。女子たちのなかでも2人のおしゃれは高く格付けした。社長の娘ゆえの財力で、瑞華は2人にはいろいろ奮発したこともあった。
 だから2人とも瑞華を慕ってきた。それで瑞華の言いつけにも、これまでずっと従ってきた。その2人をさらに取り巻くように、自分の言うことを聞く女子だって多かった。

 今までのそんな日々は、いったい何だったっていうの?
 まさかあの2人が、あたしに逆らうなんて……。
 自分の権力が、こんなにも脆く崩れ落ちるものだったとは。失って初めてそれに気がついても、もはや後の祭りだった。

「や、やめてよ、あたしの写真をそんな風にするの……消してよ……」
 もうさっきまでの威勢はどこへやら、すっかり卑屈な様子で瑞華は公江を、朝菜を見つめて頼み込む。もはや嘆願し、哀願するような調子だった。

「どうするかは、あたしたち次第ってことかな」
「いいザマだね、女王様」
 そんな瑞華に、2人は呆れと蔑みを返すばかりだ。

「ごめんね相生さん。今までちょっと、やりすぎちゃったみたい。恵美も、ほんとにごめん」
「もうこれ以上は酷いことはしないから」
 そう言って2人はみさきの方を向くと、今さらのように頭を下げた。
 今まで瑞華のお先棒を担いでみさきに加えてきた仕打ちは、本当はこの程度の謝罪でとても許されるものではないだろう。けれどもみさきにとって、彼女を虐げてきた一味からこんなふうに次々と離脱者が出ていくのは、確かに安堵を感じさせることだった。

「じゃあね」
 2人はあらためて瑞華の方に目をやると、すぐに身を翻した。部室のドアを勢いよく開け、出て行ってしまった。
「待って、公江、朝菜ぁーっ!」
 いくらなんでも裸のまま追いかけるわけにはいかない。バタンとドアが閉まると、瑞華はいよいよ愕然となり、その場にくず折れた。


女子中学生 辱めの部室の最初へ 女子中学生 辱めの部室 41 女子中学生 辱めの部室 43 女子中学生 辱めの部室の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前