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「後悔」
【アイドル/芸能人 官能小説】

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「後悔」-2

「何してるんだ!脚本では、下着を脱がせてもらいながら、身体を愛撫されることになってるんだぞ!」
 監督の言葉に沙織は一瞬、頭が真っ白になった。そして、次の瞬間、今にも泣きだしそうな顔で叫んだ。
「私、いやです!そんなこと…、聞いてないです!」
「何言ってるんだ!ちゃんと事務所には通ってるぞ!」
 監督が、厳しい口調で詰め寄る。愕然とした表情で長尾を見つめる沙織。
「言ったはずだよ…。18歳のメモリアル・ビデオで、ラブシーンもあるって…」
 しどろもどろになりながら、長尾が説得に入った。撮影を続けるように言いながらも、長尾は良心が痛むのを覚えた。
「…どうしても、しなきゃだめですか…」
 しばらくして、沙織は、思い詰めた表情でポツリとそう言った。その視線は真っ直ぐに長尾を見ている。
「うん。一度OKしたら、そんなに簡単にキャンセルできないんだ。わかるだろう…」
 答える長尾は、まともに沙織の顔を見ることができなかった。
 沙織が同意し、撮影が再開した。
 男優がブラジャーを外す。初々しい乳房がこぼれ出た。男優が沙織を背中から抱きすくめた。羽交い締めにするようにして、沙織の胸乳を両手でつかむ。
「…あ、いや…」
 沙織が身をよじって恥じらう。
 男優が乳房を鷲づかみにしながら、乳首を人差し指の先でくすぐるように弾くと、みるみるそこだけが硬くしこり、可愛らしく勃起してくる。カメラが、そんな沙織の身体の反応を逐一記録していく。
 続いて男優がパンティを脱がした。思わず沙織は両手で胸と下腹部を覆い隠すが、すぐに男優が手首を握って身体からもぎ離した。正面に据えられたカメラが、輝くばかりに美しい沙織の裸身を映し出した。ほど良い大きさで形の良い乳房。大きく波打つ白い腹部では、可愛らしいお臍が縦長のくぼみをつくっている。下腹部の白い肌の真ん中には、黒い恥毛が小判型に生えていた。
「あっ!」
 ついに禁断の部分に触れると、沙織が小さな叫びをあげる。
途端に泣き顔になって、男の手を股間から引き離そうとした。
「ダメダメ、ちゃんと触らせるんだ…」
 男優が耳元で囁き、割れ目に指をこじ入れると、背後から思い切り沙織を抱きしめた。沙織の美しい眉が哀しげにゆがみ、唇をギュッと噛みしめる。

 休憩時間に入ると、長尾が何かの錠剤を持ってきた。
「なんですか、これ?」
「経口避妊薬、ピルだよ。」
「………。」
 沙織は長尾の言葉が意味するところを察して、何か言いたげな表情を浮かべたが、何も言わずに目を閉じて薬を飲み込んだ。
 スタジオにはダブルベッドが運び込まれている。もはや、説明されなくても、どういうビデオを撮影しているのかは、沙織にもわかり過ぎる程、わかっていた。
「さあ、絡みのシーン、いくぞ!」
 監督の声が響く。
「長尾さん…」
 沙織は再びマネージャーの顔をじっと見た。
「長尾さんは…、私に撮影、続けて欲しいんですね…」
「………。」
 長尾は返事に詰まった。しかし、事務所が決めたことに逆らう権限も勇気も、彼にはなかった。
「うん…」
「…わかりました…」
 そう言うと、沙織はガウンを脱いで全裸になり、男優が待つベッドに向かった。
 ベッドの上でセクシーポーズを取る沙織をカメラが撮影していく。沙織が仰向けになって膝を立てたポーズをとると、男優がベッドに上がってきて、彼女の膝頭を両手で掴んだ。 
「さあ、沙織ちゃんのアソコはどんなのかな。ふふ…、見せてもらうよ。」
 いやらしい台詞を言い、脚をM字型に大きく開く。沙織は両手を伸ばして秘部を隠そうとしたが、男優はその手をはねのけ、彼女の秘部を覗き込んだ。
「いや、見ないで…」
 沙織は首を振っていやいやをする。サラサラの髪が乱れ、羞恥のために真っ赤になった顔を覆って、それが被虐美をかもしだす。
「ほう、さすが、きれいなオ××コだ。」
 監督が思わずそう言った。彼女の性器を鑑賞しているのは男優だけではなかった。カメラが股間のアップを撮影し、スタッフもそれぞれ画面で、あるいは直接、美少女アイドルの秘部を見つめている。長尾もモニターを見た。


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