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3丁目の深夜
【若奥さん 官能小説】

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3丁目の深夜-2

水川美穂(18歳)の視点

 時刻は24時1分。

 画面の手前から男が歩いてくる。背中しか見えないけど、多分30代くらいの人かな。辺りは暗くてよくわからない。だけど男がカメラから離れて行くと、輪郭がわかるようになってきて、彼が私の父親であることがはっきりとわかった。

 私は家の前の道路にカメラを仕掛けていた。何度も失敗して、試行錯誤の結果、ついに「それ」の撮影に成功しようとしている。画面には右側に家の玄関と門扉のフェンス、ブロック塀があり、そして中央に家の前を通る道路が奥の交差点の方まで映っている。

 交差点には何か棒状の物が置かれているみたいだけど、遠くてよく見えなかった。

 その辺りには川村さんといって、70歳位のお爺さんと、50歳位の息子さんが住んでいるはずだ。

 私が高校1年のとき再婚した父と義母。

 この頃、夜中にふと目が覚めると、彼らが家にいないことがたまにあった。親に甘えたい年頃ではないとはいえ、私はとても不安だったのを覚えている。

 彼らに尋ねてみたことはあったけど、夢でも見たのでしょうといって、まともに取り合ってくれなかった。

 ひとつ気が付いたのは、そういうときは決まって家の外から、かすかに何かの鳴き声のようなものが聞こえてきていたこと。

 高校3年の終わりごろになって、私はその原因を突き止めた。でもしっかりとその目で確認したわけじゃない。今日こそ、それをこの目で見てやるんだ。隠しカメラの映像は、この私の部屋のパソコンに転送されて来る。

 ある種の予感はしていた。心臓がドキドキとしてくる。はあー、はあーと息をする私は、口の中がすぐ乾いてしまう。ゴクンと一口唾を飲み込んでから、私はパソコンにイヤホンをさして、再生ボタンを押した。

 父はカメラからどんどん遠ざかって、少し離れた明るい街灯の下まで行き、そこでボーっと突っ立っている。カメラに気付いている様子はなかった。

 少しすると、パジャマ姿の義母、菜緒さんが玄関から出てきた。そして彼女は小走りで父に駆け寄っていく。彼女はまだ20代の後半。私の実の母は、私が生まれてすぐに亡くなっている。

 (待って待って待って、まさかそこで?家の前だし、普通の道路じゃん?しかも街灯の下明るいし。夜の12時過ぎたばかりだし、まだ早くない?私まだ起きてるけど?は?もう寝てると思ってるの?ねえ?ねえねえねえ)

 私がそんなことを考えている間にも、彼らの行為はどんどん始まっていく。

 父が菜緒さんのパジャマの上を脱がした。下着を付けていないの彼女の上半身が、街灯の明かりの下に晒される。若々しく、白く美しい肌が光って見える。

 菜緒さんは近所で評判の美人妻らしい。彼女は身体を回転させて、カメラの方に向き直り、父に寄りかかるような体勢になった。父は背後から彼女の乳房を乱暴に掴み、揉み始める。

 しかし、それは長く続かなかった。待ちきれないかのように父はパジャマのズボンに手を突っ込んでしまう。ビクンッと彼女の身体が反応する。

 父はそのままズボンを脱がし、彼女をその場で全裸にしてしまった。(彼女はやはり下着を付けていない)

 そして脱がしたパジャマをブロック塀にかけて、彼女を抱きあげると、道路の真ん中辺りまで歩いて行き、そこに寝かした。

 菜緒さんは、カメラから見て横向きに寝ている。街灯の明かりは道路の真ん中までは届いているので、姿が見えなくなることはなかった。

 道路に全裸で横たわった彼女は、両脚を開いて腰を持ち上げている。

 すぐに父が覆い被さり、激しくピストン運動を始めてしまう。これが俗に言う種付けプレスというのだろうか。彼は足の裏を地面に付け、膝を使って、菜緒さんの上に何度も何度も腰を落としていく。

 離れたところにあるカメラでも、肉のぶつかるバチンバチンという音を拾えるくらいに、それはとても激しいものだった。

 かすかに声も聞こえてきた。私はボリュームを最大にする。

「菜緒、いいか?おらッ!おらッ!いいか?ん?」

「うん、いい、気持ちいいよお!」

「はあっ、はあっ、オラッ!人が来るかもしれないぞ?なあ!ほらッ、ほらッ!こ、こんなッ!ところでッ!」

「いやあ、恥ずかしいっ!いやっ、誰か来たらどうしよう!」

「おらッ!もっとデカイ声出せ!家にいる美穂に聞こえるくらい喘げッ!!」

「ダメっ!ダメよ、い、あの子さっき寝たばかりだからっ!本当に聞こえちゃう!」

 彼らは、物陰に隠れるでもなく、立ったままするとかでもなく、まるで寝室のベッドの上で行っているかのように、普通に道路上でセックスをしていた。彼らのセックスは更に激しさを増していく。


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