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黒島沙和 もう一つの記憶
【アイドル/芸能人 官能小説】

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魔女の降臨_2-1

沙和は松井の方を向くと、松井は優しくうなずいてそれを口元に近づけた。
沙和は松井から目を離さず、ゆっくり舌を出して透明の液体ごと、ぺろりとなめ上げた。そして先っぽを見つめながら恐る恐る唇をつけていった。
鈴口のへこみをなめながらすぼめた口を押し付けていくと、やわらかい先っぽが忍び込んできた。やわらかい部分全体をまわすようになめる。時折唇で締め付けては吸ってみる。
沙和は好奇心の塊だった。
先端を一度引き抜き、横から舌を這わせてみる。両唇と舌の三か所を接触させながら、根元に向かってゆっくり進む。引き返してはまた進む。根元までたどり着くと大きく口を開けて咥えなおす。そのまま舌でのの字を書くように先端に向かって登ってゆく。
そんなこといつ覚えたのであろうか。
初めてのフェラチオである。きっと天性のものなのかと松井は思った。
先っぽまでなめ上げると、パクリと咥えこみそのまま飲み込んでいく。のどの奥にぶつかり沙和はむせるようにして吐き出した。
気を取り直して、もう一度咥えなおす。さっきよりゆっくり飲み込んでゆき、喉の奥に当たったが今度はむせない。舌でなめ上げ、ながら前後に動いたりねじりを入れてみたり、心行くまで楽しんでいた。
松井は、限界を感じ、不意に引き抜いた。
沙和はちょっと不満そうな顔をしたが、すぐに気を取り直して松井の意図をくみ取った。
沙和の隙間も松井のそれももう準備万端だった。
ゆっくり沙和を横にすると、両足を開いて間にしゃがみこんだ。
先端を窪みに押し付けこね回すと割れ目に沿って竿をスライドさせる。何度か繰り返すと沙和は松井をにらんだ。
「いじわる」そう口が動いたように感じた。
角度を変え体重をかける。ずるっという音とともに先端が埋め込まれた。第一関門突破である。
沙和の中の粒粒は、微妙にうごめきながら、松井の先端のやわらかい部分に絡みついていた。四方からまるで呼吸するかのように締め付け、イソギンチャクのようにぞわぞわと揺らめいていた。
まだ半分も入っていなかった。次の律動で第二関門はこじ開けられた、今度は、ぬめぬめ地獄である。この間も竿の部分は粒粒の攻撃を受け続けていた。
先っぽをやわらかく、真ん中では強く、沙和の隙間は松井を包み込んでいた。
最後の難関を抜けると子宮はもうすぐそこだった。指では届かない未知の領域に松井の分身はたどり着いた。子宮口は絶えず呼吸していた。強い吸引力で松井を引き込んだと思えば、奥から湿った潮の流れが返ってくる。
潮の流れを利用して律動を開始する。
最終関門と子宮の壁を短いストロークで行き来する、一つ関門を超えたところでまた押し込む。
プチっプチっと,関門をくぐるたびにパチパチっと沙和の頭がスパークする。
二つの関門を一気に超えると、沙和は大きな津波に飲み込まれたように意識の中を漂うばかりだった。
時には入口の関門を浅く小刻みにゆすりながら、突然最深部までストレートを繰り出す。そしてまた浅瀬で細かく、じれたところで奥まで突き刺す。
そんな繰り返しが続いた後、まだ余裕があると思っていた松井に、沙和が最大の攻撃を仕掛けてきた。
それは最深部からゆっくり引き抜こうとした時だった。沙和の隙間の壁が大きく波打ったかと折ったら子宮の奥から猛烈な吸引が松井を吸い込み壁全体がけいれんし始めた。
沙和は口をパクパクさせながらほとんど意識が飛んでいた。子宮からの吸引は不規則に時には強く、時には震えながら、松井の陰核をゆすぶりほとばしりのスイッチを押した。
根元から先端に向かってふくらみが移動し、沙和の子宮めがけてはじけ飛んで行った。
沙和は、はじけたほとばしりを思いっきり子宮で吸い込んだ。松井の吐き出した精子は沙和の子宮の中で縦横無尽に暴れていた。
この時沙和は何かを思い出したようだった。昔から自分の体に備わっていた、無意識の感情が、以前受けた松井の精子の記憶と、いま駆け巡っている精子の実態がリンクして、あの忌まわしい妄想の種を沙和の体に定着させたのだった。
まるでアナキシラフィーのように二度目の接触によって生まれたものに違いなかった。
沙和は気を失っていた。長かったような、一瞬であったような・・・
目覚めてもすぐに動くことはできなかった。松井は沙和の隣で眠っていた。
同じふと机の上を見ると一枚の写真が本立てに挟まっていた。引き出してみると、さっき松井に腕を絡ませてきた女性と、松井が同じように腕を組んでいつ写真だった。
体中が高ぶっている沙和には、猜疑心しか生まれなかった。
松井をゆすり起こし、「この人は誰?」と尋ねた。
「元カノだよ」と正直に答えた。
「もう過去のことだし今はなにもないよ。本当に今は沙和だけだよ。」
松井は優しく沙和を諭した。
「じゃぁ今ここに呼んで証明して。」
沙和のただ事ではない様子を感じ取って。松井は彼女を部屋に呼んだ。

彼女が着いたとき沙和の感情は高ぶったままだった。
冷静を装ってはいたが内心はそうではなかった。
訪れた女性は、松井の言う通り「もう過去の事。今はただのお友達よ。」と笑った。

しかし高ぶっている沙和には、信じられるものがなかった。
いきなり机の上に置いてあった石性の置時計を振り上げ彼女の後頭部に振り下ろした。
松井は止める暇もなかった。


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