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プライド母
【熟女/人妻 官能小説】

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プライドの高い母-1

俺の母ちゃんはめちゃくちゃプライドが高い。

とにかく負けず嫌いなのだが同時に努力家でもある。

俺は父ちゃんに似たからかのんびり屋で勝ち負けにこだわらない性格だが

母ちゃんはそれが気に入らないらしく小さい時から些細な事で叱られることが多かった。

たいへん不服ではあったが逆らえず勉強もスポーツもしぶしぶ頑張っていた。

その成果もあって市内で名門の中学校に入学できた。

その中学は高校、大学とエスカレーター式に進学できるとこなので

俺は内心もう勉強に力を入れなくても済むとほくそ笑んでいたのだが

うちの隣りに住む真悠ちゃんも同じ中学校に合格したため

母ちゃんの競争本能に火が付いてしまったのだった。


うちの母ちゃんである発田史子はいま34歳で専業主婦ではあるけれど

大学時代にはミスコンの候補に選ばれる程の美形だった。

しかし気位が高く愛想が良くなかったためか、はたまた148pと小柄だったせいか

グランプリに選ばれる事はなかったらしい。

(胸はデカいのにな・・)

結局、高嶺の花オーラを出し過ぎて美人の割に誰も言い寄らなかったらしいが

ミスコン落選の時から支え続けてくれた父ちゃんとデキ婚して大学を中退してしまい

まぁ高いプライドの割には何とも中途半端な経歴になってしまったそうだ。

(ったく自分の学歴コンプを息子の俺に押し付けるなよなー)

お隣に住む東真悠ちゃんは幼い頃から勉強もスポーツもトップクラスで

父親の稼ぎもうちよりずっと多いらしくお嬢様の雰囲気をまとっていた。

うちの母ちゃんは事あるごとに「隣りの東さんはー」などと比べたりしたもんだから

俺も父ちゃんもいい加減うんざりしていた。

ただ、真悠ちゃんとこの母親は昔は美人だったかも知らないが

現在は肥満気味のおばさんであり、ある意味でうちが東家に勝てる唯一の要素は

母ちゃんの容姿ぐらいしかないんじゃないかと思う。

(それで満足すりゃあ良いのにさー)

同じ中学に進学したせいで母ちゃんが一方的に東家にライバル心を燃やしているのだ。

けどそれには真悠ちゃんの父親である東隆志さんにも原因があった。

隆志さんは名門大学卒の大企業に勤めるエリートサラリーマンで

身長185の元ラガーマンと高スペック男だった。

平凡なタイプのうちの父ちゃんとは見栄えからして違うっちゃ違う。

そんな隆志さんが入学式の時に余計なことを言うもんだから

母ちゃんの闘争心は燃え上がってしまったのだ。

「発田さんとこが羨ましいですよ。うちの娘は僕と同じ大学に行きたいらしくて

付属先の大学には進まないって今から受験対策に奔走してますから」

隣りで聞いてて余計なこというんじゃねえって思ってたら案の定

入学式の帰りに大手予備校の中等部に登録させられて泣きそうになった。


「甲ちゃんも一緒の予備校なんだ!学校のクラスは別々だけどまた一緒に通えるね!」

お隣さんの真悠ちゃんは嬉しそうに話してたけど正直お前の親父が上から目線で

うちの母ちゃん刺激したせいで俺の緩やか中学ライフは初っ端から狂い始めたんだ!と

内心穏やかな気分ではなかったものの

真新しい制服に包まれた真悠ちゃんの父親譲りのハンサムな笑顔に

精一杯の愛想笑いで応えたのだった。


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