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生きた人形の身悶える一日。
【調教 官能小説】

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贈り物-1

――君はボクだけの生き人形だからね。
そういって主は、人形の身体に、誓約の証を取りつける。――




人形が意識を取り戻したのは、それから10分ほど後のこと。

すでに彼女の身体は違う姿勢へと変えられていた。

右の手足と、左の手足を一緒に拘束し、大きく股を広げた格好で仰向けに寝かされていたのだ。
口はもちろん、内側に突起がついたいつもの口枷で塞がれている。

「ああ、気がついたね」

人形が許しなく失神しても、主は怒った様子はなかった。
「それだけ楽しめたのだろう?」と愉快そうに笑うだけだ。

そしておもむろに人形の腰を両手で掴むと、ぐいっと上に引き上げた。

そのままズルズルと引き摺った先にあったのは一本の柱。
柱の根元には30センチほどの高さの箱が置かれている。

箱には椀型の穴が開けられ、その切り口と内側にはファーが張られている。
ちょうど・・・・・・そう、人形の頭が収まる大きさの。

箱の前まで人形を引き摺った主は「よいしょ」と呟いて人形を持ち上げた。
両手足を広げたまま逆さになった人形の頭を、箱の穴へと押し入れる。

すると人形は、背中を柱に持たれかけ、手足を前へと広げたまま、自分の乳房を見つめるような姿勢で逆さまになってしまった。いまや全体重を、箱に乗った肩が支えているような状態だ。

さらに主は胴と胸の辺りを縄で縛り付け、広げた両手足を床の留め具へと固定する。




「君がボクの人形になって、ちょうどひと月だよ。
だからね、今日は記念に、ボクからのプレゼントがあるんだ。
気に入ってくれるといいな」


人形のすぐ目の前に椅子をもってきた主は、それに腰掛けると、上着のポケットから手の平ほどの小さな箱を取り出した。紫色のビロードで覆われた豪奢な箱だった。


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