汚された下着-1
裕也は浴室のドアの隙間から脱衣籠に手を伸ばしていた、そこには雪子のショーツが脱いである。
「雪子〜・・どうだいいだろう」
グイグイ腰を入れるたびに雪子は喘ぎ声を発している。
裕也はショーツを手に掴むと素早くペニスに宛がっていた。
「あああ〜・・・あなた・・・逝く、逝く〜」
（おかみさん、俺も逝く〜]
ペニスを擦る動作が早くなる
「うう・・・い逝く〜」
裕也の顔が硬直した時である ドクドクドク 薄いショーツから滲み出た体液が異臭を放っていた。
諤々震える体を丸めて放つと浴室の影も動かなかった。
「おお、気持ちえかったぜ・・お前も満足か？」
「ええ、私も満足よ」
雪子が顔を背けた時、ふと浴室の外の影が去るのを見たのだった。
「まさか・・・」
しかしこの事は浩一郎には知らせなかった。
「私、先に出るから」
「どうしたんだ、もう出るのか」
「ええ、もう済んだんでしょ」
雪子は浩一郎の出した体液を湯で流すと先に風呂を出た。
「まあ・・」
裕也が済ませた下着が放り投げられて籠から出ている、やはり先の影は裕也だと確信した。
ショーツは濡れて異臭を放っている。
（裕也君まだ童貞なのかしら、こんな事して・・・可愛いわ）
雪子はその時ほのかな母性愛を感じていた。
その晩、裕也は布団に入っても興奮さめやまぬのかあの様子を回想しながら数回自慰に耽った。
知らぬ間に目を覚ますと朝１０時を回っていた。
下へ降りると浩一郎はソファーで年賀状を取ってみていた。
「裕也起きたか、俺たち先に済ませたからな」
その声を聴いて雪子は台所から顔を出した。
「良く眠れた・・食事用意してあるから食べて」
何もなかったように雪子はふるまった。
「寝すぎてすみません」
「いいのよ、お正月ですもの、洗濯するから出しておいてね」
にこやかに笑みを浮かべる雪子にまさか昨夜のことは知られなかったんだと裕也は安どしていた。
それから数日後、佐伯が店に顔を出した。
「おかみさん、先日はお見舞いありがとうございます」
丁度雪子は配達するバイクの車庫にいた。
「もう良くなったの」
「こんなもんですよ」佐伯は腕を上げて回復ぶりを見せた。
「旦那は？」
「まだ帰らないのよ、何か用事？」
「ええ、来週からまた世話になるんで・・・」
ニヤニヤした笑みを浮かべながら雪子に近寄った。
「おかみさん、またお願いしますよ・・・」
雪子は辺りを気にしながら
「ダメよ、あの事は内緒よ」
「むろんです、でも時々はいいでしょ、おかみさんも俺のアレがいいんでしょ」
「もう・・・うちには若い子もいるんだから、そんな事内緒よ」
雪子は小声で佐伯をたしなめた。
そこへ裕也が帰った。
「佐伯さんこんにちは、もうだいじょうぶですか？」
「おお、来週から来るよ、お前もう成人だろう少しは遊んでいるか？」
「佐伯さん裕也君に悪いこと吹き込まないでね」
雪子はそう言って店に入っていった。
「裕也、お前オンナ知ってるか」
「・・・・」
「まさか童貞なのか？、」
裕也は言葉を失っていた。
「ははは・・どうやら図星だな、どうだここのおかみさんみたいな女は」
裕也は顔を赤らめた。
「いいケツしてるだろ・・お前もそう思わないか？」
「思います」
「正直だな、お前もそう思うか・・・じゃあまたな」
佐伯はそう言い残すと自転車で去っていった。
まだ冬休みの裕也は夕刊を配ると食事に呼ばれるまでは部屋にいた。
佐伯の言葉とあの晩のことが重なりあって裕也の頭はいっぱいだった。
ズボンのベルトを外すと雪子の白い爆尻を想像しながら自慰を始めた。
「気持ちええ・・・」
其の頃、二階にすでに上がっていた雪子が奥の部屋から冬物のセーターを出して廊下に出ていた。
「あら、もうこんな時間」
裕也の部屋の微かな声が雪子の耳に入った。
「何の声？・・・」
耳をそば立て戸の前に立つと裕也の喘ぐ声にハッとした。
「おかみさん・・あああ・・・」
「えっ・・」
まさかあの子が私を・・・・。
雪子の鼓動が激しく打ち始めていた。
どうしよう・・・覗くなんて悪いかしら・・でも・・・
雪子はノブにてをかけて押した。
「裕也君・・」
「は、はい」
「入ってもいいかしら」
「ええ・・ちょっと待ってください」
裕也は慌ててズボンを引き上げた。
「入るはよ」
裕也の気まずそうな顔がうかがえた。
「どうしたの？・・・」
「いいえ、何も・・」
「いいのよ、若いんだから自分で処理したって」
雪子は意地悪な言葉を投げかけて反応を見た。
「・・・」
「途中なんでしょフフ・・・」
雪子の艶やかな眼差しがまだ収まらない股間を見つめていた。