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営業課エースは、お尻の穴に興味があるらしい
【女性向け 官能小説】

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「お尻の穴に興味があります!」-1


 付き合って一年目。年下の男の子というのに人生で初めて恋をして、すでに一年も経ったのか。今までの彼氏とはまた違った犬のように可愛い彼を前にすると、どうしようもなく胸が疼く。齢二九にして、五つも下の子に好かれるとは思いもしなかったな。

 私の下着に触れながら、子犬のような顔をした彼が大型犬に変わる様を見るのは、楽しかった。ちょっと頭に触っただけですぐに顔を赤くして、太ももに舌を添える時に足に力を入れたら、顔を真っ赤にしながら挟まれてくれる。そんなこの子が、今、正座をしながらなにやら顔を険しくしていた。

 キスをして、そのままベッドに押し倒されるものかと思ったのも束の間、私の肩を掴んだまま彼は固まって。なんなら足の間にあるそこも硬くなっていた。黒のボクサーパンツにシミが薄ら。今からセックスしましょうという時に、何があったのか。

 彼の色とは正反対の真っ白の下着を着たまま、私も向かい合って正座をする。ベッドは二人分の体重を簡単に包み沈んだ。ぎしりと音を鳴らして、鈍く響かせるその音が部屋に充満する。

 私の部屋に入り浸るようになってしまった彼の服を入れた、透明の棚が積み重なった壁際の上。数年前買ったアンティークの時計からチクタクと音が聞こえて、無音とはまた別の空間が生まれていた。

 ごくり。彼、王川君の生唾を飲み込む音がした。

「…ちせ先輩……」
「ん、どうかした?」

 王川雄大。名前からしてなんとなく感じとるイケメン臭は拭えない。地毛らしい淡い栗色の髪の毛は、汗でぺたりと額に張り付いて。童貞だったあの時よりは緊張もしていない手を眺めつつ、彼がこれから発するのだろう言葉を待った。

 早くしないのかな。毎日終電までの残業生活を一週間乗り越えた理由なんてこのためだ。年下の男の子とセックスするためとか、同期の男子に聞かれたらたまったものではないけれど、まぁ仕方ないだろう。

 女だってたまる。女だってエッチしたい。女だって、性欲はあるのだから。

 王川君は私を見つめたまま、もう一度口を閉じた。何かを言おうとして言えないかのような険しい顔。その目にある熱がやけに光って見えて、なんとなく怯えてるのかなと思った。

「王川君、何か言いたいことあるなら言って?エッチしたくないとか?」
「ち、ちがうよ…したい!」

 じゃあなんなんだ。王川君は顔を真っ赤にした。太ももの上で握った手に力が入る。ふるふると震えてるその手は一体、何を握っているのやら。

 彼はガバッと顔を上げた。鍛え上げられた筋肉質な体を見せびらかして、キスしかしてないのにたってる乳首も隠さずに、ボクサーパンツのシミさえ気にせずに彼は続ける。

静かな部屋、王川君が前のめりになったせいでベッドはぎしりと、また一つ音を立てた。



「お尻の穴に興味があります!!!」



 聞こえた言葉が、あまりにも予想外の言葉すぎて、口をあんぐりと開けてしまった。真っ赤な顔に真っ赤な耳、肩は震えて唇も震えて。勇気を出してくれたところ大変申し訳ないが、お尻の穴に興味があると言われて一体どうしろと。王川君のお尻を調教しろって事か。

 一年前、このベッドの上で裸になった彼に泣かれた時並の衝撃だ。王子様だなんだと社内で言われてる人間が、実は童貞だったと知った時のあの衝撃なんて、お尻の穴に興味がありますと言われるよりも驚愕だったよな。

 じゃあいっか。それなら調教してもいい。

 王川君は私を見つめたままだった。期待に満ちたその目。なんと返事をしたらいいのか迷ってしまうが仕方ない。ここは年上らしく、オッケーだと言ってやろう。

「……いいよ、でも準備とかあるし、今度でいい?」
「………っうん!!!」

 そんな嬉しそうに頷かれても困るなぁ〜私に何を期待してるんだ。キラキラと輝く笑顔で私の手を握った王川君は、そのまま私に抱きついて押し倒した。キスをして、リップ音を立てながら首筋に、そして胸元、腰へと下がる顔を見下ろした後天井を見上げる。


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