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「大人の雰囲気のバー」
【SM 官能小説】

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(5)縛られて晒される典子-2

「皆様、麻里子さんはただ邪魔をしに来たのではありません。可愛い後輩である典子さんの窮地に、その身代わりになる為にわざわざ出てこられたのです」
そう言うと店内は一瞬少し静かになった後に拍手に包まれた。

「えっ!?ちょっ、そっ、そっ、そんなの聞いてないし」
麻里子の抵抗の声は店内の拍手喝采によって完全に拍手にかき消されていた。

「そっ、そんな、それは申し訳ないです」
拍手が少し収まって来たところで典子が声を発する。

「先輩に迷惑をかけるわけにはいかないので、わ、私、頑張ります」
典子の健気な言葉に逆に麻里子の闘志に火が付いた。

「いえ、後輩の為です。私が身代わりになります」
茶番のような先輩後輩のやり取りに店内からは再度大きな拍手が湧きあがっていた。

「さて、それでは麻里子さんに身代わりになっていただきます。典子さんはしばらくステージの端でお休み下さい」
典子は足の縄を解かれると縛られたままステージの端に置かれたソファーに座らされる。マスターにそう言われるとやはり限界に近かったのだろうか、典子はあっさりそれに従っていた。

「さて、飛んで火にいる夏の虫とは麻里子さんの事でしょう!後輩を助けに来た先輩ですが、さてさて、ミイラ取りがミイラになるのか・・・」
マスターがそう言うと店内からはまたしても大きな拍手が沸き上がる。

そこでマスターはマイクを置いた。
「では、始めますよ。まずは客席の方を向いて、手は後ろで組んでください」
意外にも丁寧な口調でマスターに言われ麻里子は大人しくそれに従う。
(うぅ・・・)
店内の全ての視線が麻里子の方を向いていた。
その視線の一つ一つが麻里子を舐めるように見ていた。

(み、見ないで・・・)
視線に耐え切れず麻里子は顔を背けてしまう。
「じゃあ、縛りますよ」
まずは手首のあたりに縄が巻かれて縛られる。

(うっ・・・、もう後には引けない)
ただ手を後ろ手に縛られただけだったが麻里子にはそれだけでも十分過ぎる効果があった。
自分の身体が少しずつ熱くなっていくのが感じられていた。

(なっ、なんなの、こっ、これは・・・)
それは明らかにお酒のせいだけではなかった。
(か、感じちゃってる・・・)
身体全体に酔ったような痺れるような感覚が広がっていく。
それは明らかに性感だった。

(あぁっ・・・)
縛られたばかりの手首が少しずつ上に引っ張られていく。
「うぅっ・・・」
少し窮屈な体勢になり麻里子は思わず声を漏らしてしまう。

「良いですね。さすが先輩です。そんな感じで苦しそうな表情と声をお願いします」
(そ、そういう訳には行かないわ・・・)
そう言われて麻里子は我に返る。
縛られて感じてしまっているのは揺らぎようのない事実ではあったが、それに素直に従うのは店側に協力しているようで癪に障るし、自分がMであると気付かれてしまう。
(我慢しなきゃ・・・)
麻里子は極力それらを我慢しようとした。
マスターは麻里子のそんな決意を知ってか知らずか、さらに緊縛を進めて行く。
胸の上にも縄が巻かれ、絞められる。


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