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白百合散る
【熟女/人妻 官能小説】

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澄子-6

「えっ、こどっ、んっ、もっ?、ああっ、あっ」
「そうよっ、私たちの子として立派に育てるのよっ、いいわよねっ?」
「しっ、しかしっ、んんっ、あっ」
「あなたっ、今はそんなことも考えずに気持ちよくなって。私がそうしてほしいのっ、お願いっ、愛してるわっ」
「ああっ、すみこっ、すみこっ、わかった、んっ、お前も脱いで私のそばにいておくれっ」
「ええ、わかったわ。ありがとう、あなた」
澄子は他の二人と同じように一糸まとわぬ姿となり、夫に長い口づけをした。真理子は一郎の身体の力が抜けたのを感じ、より丁寧に愛撫し続けた。
「んっ、チュッ、チュッ、はぁっ、あっ、あんっ、んんっ」
「すみこっ、おおっ、おっ、んっ」
「あなたっ、私としていると思ってね」
夫の手を握りながら首筋に舌を這わせる。真理子は澄子の登場でリラックスし、硬直し始めた怒張にまたがり、右手で刺激しながら自分の中にそれをゆっくりと収めた。
「はうっ、あっ、あっ、んんっ」
「おおっ、おっ、うっ」
腰をゆっくりと前後に動かし、時折上下に動きを変える。
「あっ、あっ、あんっ」
「うっ、うっ、むっ」
澄子は首から乳首を丁寧に嘗め回しながら唇に軽く口づけをする。
「んっ、はっ、すみこっ、あっ」
澄子の腰から脇にかけての滑らかなラインに手を這わせながら真理子の動きを受け入れる。
「んっ、あっ、あっ、あんっ」
自分も感じながら締めつけをきつくし、動きを早くしていく。
「ああっ、すみこっ、もうっ、おっ」
「あなたっ、いいのよっ、出してっ」
中で最大に膨張するのを感じた真理子はリズムを一定にし、最後の追い込みに入った。
「あ〜っ、んんっ、んんっ、おうっ」
きつく温かい粘膜の中で一郎は果てた。締めつけを緩めながらゆっくりと律動を抑え、小さくなったモノを確かめた真理子はそっと抜いた。そしてすぐに柔らかい唇で掃除するかのように舐め、吸い取った。
「はあっ、はあっ、はあっ、すみこっ」
「あなたっ、ごめんなさいっ、こんなことして」
「もういいんだよっ、はあっ、はあっ」
澄子は手の自由を奪っていた縄を外すと夫の上に覆いかぶさりお互いを激しく抱き合った。真理子も足の縄を外し、静かに脇に控えた。
広いベッドで、疲れ果てた一郎を真ん中に三人が並んで横たわった。もう全員に恥ずかしさはない。澄子が事情を話し、いくつかの一郎の問いに真理子は答える。冷泉の仕打ちに真面目な一郎は怒りを覚えるが、同時に男としての本能で真理子の被虐性にも惹かれていった。
みなぎってくるモノを感じたふたりの女はどちらからともなく奉仕を始めていった。こうして奇妙な三人の暮らしが始まった。
その後も一郎は、律儀にも真理子だけを抱くことはぜず、必ず澄子とともに交わった。わずかの間でそれぞれに信頼関係が築かれ互いを労わるようになっていった。
落ち着いた頃、山本が再度来訪し、冷泉財閥に対する復讐の意志を打ち明けた。すでに事情を知っていた一郎はおよその計画を練っており、山本と役割分担を話し合った。山本の言うとおり成美を使って組との縁を薄くするようにする。一郎は本来不得意である不動産業務に進出し、冷泉の仕事を奪っていく。というようなもので少々時間はかかりそうだが、なるべく正攻法で復讐したい山本にとってはこれ以上の方法は望めない。あとはそれぞれ時機を待つということで別れた。
数年後、打ってきた手がボディブローのように効きだし冷泉単体では立ち行かなくなった。二条家に助けを求めるような状況を確認した山本は、そろそろこの計画も終わりに近づいたと感じた。あとは自分の望みをかなえることでトドメをさすことを決意した。
「シュウちゃん、いよいよやるのね?」
「ああ、安田のおかげでついに追い込むことができた。感謝しているよ」
「ううん、こちらこそ子供も授かることができたし、夜のことも楽しくって、うふふっ」
「そうか、そりゃよかった。もうお前さん達はお役目完了だ。あとは関係を隠してくれりゃそれでいい」
「惚れた女を手に入れるんだもんね、がんばって。でもなにかあったら連絡してよ」
「ああ、ありがとう。じゃあな」
冷泉一家の旅行の当日、目を盗んで百合子のパスポートを抜き取ることに成功した。



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