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白百合散る
【熟女/人妻 官能小説】

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裏切りと復讐-3

「そっ、それはありがたいけど・・・、妹をっ、妹をお願いっ、わたしは迎えに来てくれる人がいるの」
「それはこの男かい?」
ポケットから写真を取り出して見せる。
「そっ、そうよっ、どうしてあなたが兵藤さんを?」
「兵藤と名乗っているんだね?君にはつらい事実かもしれないが、この男こそ冷泉本人さっ」
「えっ」
「こいつこそが君たちを陥れた張本人さっ、そうやっておいてあとで嘲るように陥れた女を抱く、奴の常套手段さっ、迎えになんて来ないよ」
「そんなっ、うそよっ、うそっ、いやっ、うそでしょっ、ねえ、うそでしょっ?」
「ごめん、うそじゃないんだ。そして多分、妹さんも・・・」
「ああっ、いやーっ、いやっ、いやっ、いやっ」
あれほど恋焦がれていた相手が非道い奴だったとは。処女まで捧げたのに。しかも妹まで同じ目にあわせていたとは。取り乱した成美だったが、落ち着いてくると同時に怒り、恨みが湧き上がり、必ず復讐してやる、そう誓った。
「山本さんっ、協力するわっ、いえっ、お願いっ、力を貸してっ、仇をっ、仇をとりたいのっ」
「よしっ、話は決まった。僕は怪我をさせたり、殺したりはしたくない。社会的に奴を抹殺するのが望みだ。それでいいねっ」
「手段はお任せするわっ、わたしは何をしたらいいの?」
「とにかく怪しまれずに君たちをシャバに出す。だからしばらく通わせてもらうよっ。つらいだろうがもう少し辛抱してくれ」
「わかったわっ、こうなったらナンバーワンになってやるっ」
「それは困るよっ、身請け代が高くなる」
「そんなもんなの?じゃあおとなしくしてる。今日はどうするの?」
「僕らは同志になったんだ、シャワーだけ浴びていくよ」
山本は立ち上がり、シャワールームへと向かう。
「まあ、お堅いことっ、だから信用もできるんだけどね」
ひとりごとをつぶやいて、山本を洗うためあとを追った。




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