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美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

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恥辱の先に2人はどこへ向かうのか-4

 いつのまにか2人とも、下着まで取っていた。自分で脱いだのか、相手のものを脱がせたのかも気づかないほどだったが、どちらだっていい。すべてを晒しあって、抱擁を交わしあう。

 昨日沼口にさんざんに弄ばれ、揉みしだかれ、辱められたゆかりの豊かな乳房は、その癒しを恵理子の胸に求めるように重なり合わさる。恵理子としても、自身のこんな微乳ではゆかりを受け入れるには頼りなさすぎるとは知りつつも、懸命に迎えた。

 秘部も、互いに重なり合っていた。ゆかりも昨日沼口に剃毛され、どちらもパイパンになっているから、女の子の一番敏感な部分の皮膚も、じかに触れあう。
沼口によって汚辱された性器は、恵理子の清純なそれに触れれば、いくらかでも穢れが拭い去られる。ゆかりにはそんなふうに思えてならなかった。そんなことをして純潔が戻るわけではないと知りつつも、ゆかりは夢中で大事なところを繰り返し、すりあわせた。恵理子はそれを迎え入れ、傷ついた友のそこを少しでも癒せるよう、自身の秘裂に思いを込めた。いつしか2人は互いに脚を開いて、潤いを帯びてきた秘唇がより密着しあえるようにもしていた。

 下半身の唇が重なり合うのに合わせるように、今さらのように、少女たちは小さな花びらのような口元も重ねあわせる。昨日、沼口に無残に奪われ、吸われたゆかりの唇。あの男の口髭の感触も、口臭も、まだ爪痕のように残っていた。その忌まわしい名残も、恵理子の可憐な唇と交歓しあうことで、少しずつ薄らいでいくのをゆかりは感じた。
 恵理子は今まで、思えば沼口にはからだどころか、唇も奪われずにきた。これが彼女のファーストキスだ。その相手があの沼口であるより、ゆかりちゃんで本当に良かった……。彼女はそんな思いもかみしめていた。

 恵理子は傷ついた友をいたわろうと、われ知らずその胸を、背中を、腰を、優しく愛撫していた。それに応えるようにゆかりもまた同じ部位に、愛撫を返す。気づかぬうちにどちらも互いの女としての感じやすい部分をまさぐりあうようになっていた。
 いまだ自慰すらしたことのない恵理子にとっては、こんな快美な気持ちも歓びも、あらゆる意味で初めてのことだった。それを分かち合う相手が、同じ女である親友のゆかりでむしろ良かったとさえ思った。あの沼口にいつか身を捧げさせられる前に、そういう体験をしたのは幸せにすら感じた。

 ゆかりにとっても、昨日の沼口の凌辱こそ初体験であったが、そこに強いられた快感はあっても、ただ恥辱があるのみだった。今の恵理子との睦み合いは、それを上書きするように、からだをピュアな歓びで満たしてくれる。

 どちらの口からともなく、喘ぎも漏れる。恵理子のソプラノと、ゆかりのアルト。乙女ふたりの澄んだ声が重唱を奏で、部屋に吸い込まれていく。
「恵理子……」
「ゆかりちゃん……」
 こうして2人の美少女は、友情を超えた一体感を確かめあった。

 ともに沼口という卑劣漢の犠牲者。その秘密を分かち合う者同士。その境遇が、今までにない絆で、2人を結びつけたのかもしれない。
 これから先、何が待っているのかはわからない。学校も別々になり、毎日顔を合わせるということもなくなる。けれども、2人で待ち受けるものに向き合っていこう。そういう決意を固めさせるものであった。あの沼口にも、また違った形で立ち向かえるのかもしれない……。恵理子はそんな思いすら抱いていた。


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