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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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ただのPBじゃない-8

「庇うの?金成和弘を。どうして庇うの?」
「べ、別に…」
視線を外す元治にマギーはかまをかける。
「例えば…、あなたの祖父…とか。」
あまりに自信に満ちたマギーの目を見られない。
「当たり?私の勘って、いい筋してない??」
元治の顔を覗き込むマギーに、元治は観念したかのような口調で言った。
「全くだ…。噂通り、優秀な女刑事だな…。」
「でしょ?」
「ああ。」
動揺しながらも全く隙を見せないのは意外だったが、自分のよみが当たった事は誇らしくもあった。
しかし気を取り直す元治。
「だからと言って高島謙也に復讐する事を止める訳にはいかないからな。俺はお前ら警察には負けない。自分らの権威だけ守ればそれでいいと言うお前ら警察にはな!」
「今の警視総監は違うわよ?」
「どうだかな。俺は警察を信じない。恨んでる。」
「今の警視総監は木田康介の悪行を暴いた張本人よ?むしろ警察の膿を自ら暴こうとしてる。3億円事件の真相を突き止めたのも彼女なんだから。」
「…関係ない!俺は俺の目的を完遂させるだけだ!何も邪魔させねー!ほら、来い!」
元治はマギーを抑えたままヘリコプターに向かう。

その時だった。
「ちょっと待った!」
その声にマギーと元治は振り向いた。すると壁の向こう側から手が現れ、そしてよじ登って来た華英の姿が見えた。
「えっ…!?」
ここは6階建ての屋上だ。外壁から簡単に登れる場所ではない。しかしその不可能に思える事を可能にした華英が壁の上に悠々と立ち銃を構えていた。
「は、華英!ど、どうやって…!?」
「屋上にヘリが停まってるなーとは思ってたのよ。さっき逃げるならヘリかなって閃いて階段で来たんだけど鍵がかかってて表に出られないから、6階の窓からよじ登って来たのよっ。スパイダーマン子ね♪」
「…」
「あ、違う違う…!スパイダーマンの女バージョンだから子をつけただけで、卑猥な意味はないんだってば!ほ、ホントよっ!?」
慌てて否定する華英をシラーっと言う目で見るマギー。華英は恥ずかしさを掻き消すかのように言った。
「き、きっと下から見たら私のセクシーパンティ丸見えだったわ。またSNSで騒がれちゃうわ。」
「マジでよ、よじ登って来たのか…?マジか…」
信じられないと言わんばかりの表情で驚く元治。マギーはもし落ちた時の事を考えると恐ろしく感じた。
そんな2人をよそに外壁の上からぴょんと屋上に着地する華英。
「絶対に逃がさないわよ?プレイボーイさん?」
「ちっ、とんでもねー奴らに目をつけられたもんだぜ!」
逃走する術にヘリを使おうとしていた事をよんだ華英にも、ある意味敬意を感じる。
「さすが最強女刑事、TWIN GUNだな…」
マギーはニコッと笑い、言った。
「TWIN GUNS、よ?」
と。


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