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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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ただのPBじゃない-6

壁際につくと、元治は言った。
「ラブ チャイルド」
と。すると何と壁が左右に開き、その向こうから何かが現れた。
「エ、エレベーター!?」
そう、隠し扉ならぬ隠しエレベーターだ。元治が、オープン、と言うとエレベーターの扉が開いた。

エレベーターに乗り込む2人。クローズ、と元治が言うとエレベーターの扉に続き、開いていた壁も閉じる。GO屋上、と言うとエレベーターが動き出し上昇した。
(屋上に行くつもりね。そこからどうする気?)
元治の様子を伺うが、実に落ち着いたものだ。余裕すら感じる。間もなく屋上へ到着し扉が開く。
するとマギーの視線の先にはある物体が見えた。
「へ、ヘリ…!」
そこにはプライベートヘリコプターがあった。元治の逃走手段がようやく分かったマギー。これには警察官全員が意表を突かれる事だろう。恐らく着陸予定地には車が用意され、そこからは車で逃走するつもりだろう。監視カメラからその車両を割り出すのは難しい事ではないが、しかしもしどこかの立体パーキングに入り、また乗り換えたとなれば、どの車両に乗り逃走したのか調べるまで時間がかかる。それを計算に入れての逃走計画である事は間違いなさそうだ。

「元治!早く!」
ヘリの操縦席から元治を呼ぶ声がした。マギーが視線を向ける。
「えっ!?まさか!?」
その顔を見て驚いた。そこにいたのは行方をくらましていた小渕愛子だったからだ。
(ちょっと待って…、佐川明子を全裸張り付けにしたのが元治とすれば、小渕愛子は誰に全裸張り付けにされたの?この2人がグルなら元治が愛子にそんな真似をする訳がない。元治は愛子を大事に思ってる。彼女らを全裸張り付けにしたのはそれぞれ別の人間??)
頭の中が混乱して来た。間違いなく言えるのは、元治と愛子が共謀して佐川明子の身柄を拘束していると言う事だ。しかしこの状態では頭の中の整理がつかない。まずはこの逃走計画を食い止める事が先決だ、そう思った。

「エンジンをかけろ、愛子。」
「了解。」
愛子がエンジンをかけるとプロペラがゆっくりと回り出す。
「悪いがまだ捕まる訳にはいかないんだ。出来るもんなら俺達を止めてみろ。俺は必ず高島謙也を奈落の底に沈めてやる。長い因縁…俺が奴にトドメを刺す。」
元治はゾクッとするぐらいの憎しみを感じる口調でマギーの耳元で囁いた。


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