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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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ただのPBじゃない-2

省吾は事務員を抱き抱え、マギーと華英はのたうち回る覆面パトカー達から銃を奪い集める。
「危険な目に遭わせて悪かった!すまん!」
社員らに向け頭を下げ謝罪する省吾。普通社長のドラ息子となればシラーッとした雰囲気になるものだが、そんな雰囲気は全くなく、むしろ自分らを助けてくれたヒーローを見るような目で省吾に感謝の意を表していた。
(やっぱり私はこの山口元治と言う人間性を見誤っていたようね。)
ただのドラ息子ではないようだ。見た感じ、これだけ社員に慕われている事を考えればチャラチャラしているのは表面上だけで、実際は社員の身になって一緒に働くような人間であるに違いないと思った。

「華英、社員さんらを表に誘導して?」
「分かったわ。」
マギーが覆面男達に目を光らせている間に華英が社員らを事務所から出し安全を確保する。ちょうどその時だった、応援が到着したのは。血塗れの現場に一瞬目を丸くしたが、覆面男達の身柄を拘束し救急車を呼んだ。

「フーッ、取り敢えず乗り切ったわね…。さて、今度はベッドじゃなくて残念だろうけど、あなたを取調べ…」
マギーがそう言って振向こうとした瞬間、元治が背後からマギーを抑えつけ頭に銃口を当てた。
「な…」
一気に緊迫する現場。
「悪いな。俺もこんか形でオマエの体を抱きたくはなかったが、やすやすと捕まる訳にはいかないんでね。」
人質を誘導し終わり事務所に戻って来た華英は銃を頭に突きつけられているマギーの姿を目の当たりにする。
「マギー!!」
華英はとっさに銃を構える。
「抵抗するな!大事な先輩が死んでもいいのか!?」
「…」
華英は銃を構えてはいるが、何があっても撃てる気がしなかった。もしマギーに何かあったらと考えると、それは威嚇以外の意味を全く持っていなかった。
「マギーを放して!」
「指図は受けない。オマエが銃を下ろせ。」
睨み合う2人。そんな中、元治に抑えつけられているマギーは元治が只者ではない事を肌で感じていた。隙がないし抑え方が上手い。きっとどんな抵抗をしても無駄に終わるだろう、そう感じさせられていた。
「そんなに私達に情報を供給するのが嫌なの?」
「まだ、な…。復讐が成し遂げられるまでは話す気はないし捕まる訳にはいかない。」
その口調は遊び人のプレイボーイのものではなかった。


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