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野田の隠れ家 Season4
【熟女/人妻 官能小説】

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カフェへ-1

そして日曜日、お昼の1時、由紀の指定するドラッグストアの駐車場に向かう。

12時45分に到着したが、由紀はすでに待っていた。
シックな色合いのワンピースを着ている。

オバサン臭さは、まったくない。

車に由紀を乗せ、近くのカフェに入る。

お茶をしながら、いろいろ話をする。

由紀は、5年ほど闘病生活をしていた旦那を2年前に亡くし、息子2人はすでに独立して、長男は大阪に、次男は岡山に住んでいる。
それで、スーパーのレジ係をしながら、質素な生活をしているという。

安いアパート暮らしで、贅沢はできないが、1人暮らしに不自由はないようだ。

『野田さんは、お一人?』
『はい、気ままな一人暮らしです。でも、たまに人肌恋しくなったり、話し相手が欲しくなったりします。』

野田は、家庭があることを隠した。

『あ、分かります。基本、一人の生活は気楽なんだけど、たまに寂しくなる時がありますよね。』
『そうですよね、それで、思わず、更科さんに声を掛けてしまいました。』

『苗字ではなく、名前で、由紀と呼んでくださいな。』
『はい、では由紀さんで。』

思いの外、2人は話が弾む。
沈黙の時間は、ほとんどない。

『私、野田さんより10コも上だけど、気にならない?』
『気にならないですよ。』

確かに、野田と同じ年代でも、老け込んでいる女性はいくらでもいる。

少なくとも、目の前にいる由紀は、若々しいとまでは言わないが、服装もきちんとしている。
胸の膨らみも、しっかりある。

もちろん、顔のシミや皺は、どうしようもない。
ただ、体型は、それほど崩れていないように見える。

『もし、よかったら、また会ってもらえませんか?』
と、野田が言う。

『ええ、こちらこそ。私は土日が休みなので、誘ってください。』

カフェを出るとき、段差があったので、野田が由紀を支える。
背中に手を回すと、ブラジャーのホックの感触があった。

野田は、由紀を自宅まで送っていく。

『ここが私のアパートです。』
『じゃあ、今度は、ここまで迎えに来ますね。』

最初のデートは、普通にお茶をして終わった。



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