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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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帰らぬ妻 (2)-1

「ゃ……ぁ……」

 愛する妻の目の前に、見知らぬ男のペニスが突きつけられている。
 思わず顔をそむけるゆき。

 おぞましい物体から距離を取ろうとするが、後ろからの膣への刺激で上体を起こすこともままならない。リズミカルに腰を打ち付けるFに、つい女の声で応えてしまう。
「ぁ……! ぁ……! っ……! んぁ……! んん……! ぁぁあ……!」
「お姉さんすごい。ぁ……いい……すごい……素敵です……ぁあ……」
 男がスマホで撮影しながら小声で煽る。もう一方の手で、はみ出したゆきの乳房に手を伸ばす。
「ぁ……! だめぇ……! ぁん!」
「あぁ、お姉さんのおっぱい、ぷにぷにで柔らかくて最高……! 気持ちいい……」
 男の指が、妻の乳房の先端にある突起をつまんだ。
「ぁんん、ゃだぁ……!」
「おっぱいの先っぽ……こんなに固く尖らせて……!」
 夫以外には決して触れられてはならないはずの薄茶色の蕾。ぷっくり膨らみ勃起した妻の乳首を、サラリーマンが転がし、弄んでいる。
「んんんん! そこ、だめ……! ん、んぁ、はぁ……ん! んむ……くぅ……!」
 ホテル街の路地裏に、ゆきの押し殺したよがり声が響く。

 Fによる下半身への刺激も止むことがない。ゆきは膣と乳首を二人の男に同時に責められ、羞恥地獄に突き落とされていく。
「っく……! ん……! んん……! ぁ……! ぁ……! ぁぁあだめ……! またいっちゃう! ぁああいく……!」
 見知らぬ男に女性の大切な部分を揉まれ弄られながら、イかされる。
「こんな綺麗で可愛いお姉さんが……最高です。もっと見せてください、エッチなお姉さん……!」
 路地裏に、ゆきとサラリーマンの声だけが響く。音声だけならまるで二人がセックスしているようでもある。

 ゆきの眼前で屹立している男の陰茎。
「お姉さん、よかったら……口で……」
 汗臭くタバコ臭い男のペニスは、どんな悪臭を発しているのだろう。
「んん……んんん!」
 必死で口を閉じる妻。しかしFがひときわ大きく深く腰を突き出すと「ぁん!」と鳴いて、口が開いてしまう。
「あぁ、お姉さんの温かい息がチンポにかかってる。そのまま……ね、お願いします……!」
 パンパンに膨らんだ亀頭が、ゆきの美しい顔をまっすぐに捉えている。触れるまいと顔を上げると、男が気持ち悪い笑みを浮かべている。下を向けば勃起ペニス。逃げられない。

 こうしている間にも、ゆきのむちむちの下半身にはFの陰茎が出たり入ったりを繰り返している。喘ぎ声を抑えられない。
「……ぁん! ぁん! ぁん! ぁん! ぁん!」
 ゆきの意識が、サラリーマンから逸れたそのすきを逃さず、男の指がゆきの乳首をつまんで細かく震わせた。太い指に似合わぬ器用な動きで、繊細な刺激を人妻の突起へと与えていく。
「ぁあああだめ……! ねぇ……それ……やめ……て……ぁあああ!」
 涙声での哀願が、ゆきにできる最後の抵抗だった。乳首と膣を同時に責められ、押し寄せる性的快楽。男たちに抗う気力も体力も奪われ底をついたの瞬間――妻の唇が、男のペニスの先端にキスをした。


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