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転生者
【ファンタジー 官能小説】

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課長と事務員-1

総務部第5課課長の武史には、3名の男性社員と3名の女子社員がいる。総務部5課の部下のうち、
3名の男子と2名の女子社員は全て、取引先の御曹司たちで、問題を起こさずに良好な関係を
続ける事が、仕事の内容と言っても良い、課長の武史も課長と言う肩書で、ココに居て5人を、
問題なく面倒見ることが仕事だ。

取引先の情報は武史の所に集まり、取引先と大きな取引や問題などが起きれば、武史を通じて、
調整が行われ、営業部や企画部などは課長である武史に、部長を飛び越えてお願いに上がる事が
多い、取引先の上司と最終的な話し合いに課長の武史が出て、話を決めてしまう事が多い。

会社の中では、隠れたエースなのだが、役員の娘と結婚した玉の輿、課長だと一般社員からは
思われていて、表のエースと呼ばれる、営業部や企画部のエリートたちしか、武史の真の
実力を知らない。

お局的な京子に、色々と指導、手助けされているダメ課長と思われているが、京子も武史の為に、
会社で余計な仕事をさせないように、サポートしている会社のエースと知っている数少ない
人間の一人なのだ。

「京子さん営業の第3部長から課長に連絡なのですが課長が見当たらなくて」
「良いわ、私が代わりに聞いておきます」
「判りました、ハイ、そのように伝えておきます」
「明日の午後ですね、判りました」

京子が電話を切ると、女子社員は
「すいません、課長何処に行ったんですかね?」
「その辺をフラフラ歩いているんでしょ(笑)」
「部長からの電話にも出ないで何をしているんですかね」
「良いのよ課長はそれで(笑)」
「甘やかせ過ぎですよ京子さん課長を・・・」
「仕事をする時は凄いから良いの」
「一日遊んでいるだけのダメ課長じゃないですかぁ〜」
「良いのよそれで(笑)」

京子は武史が、デスクに居ないという事は、他の部署の依頼をサポートしていると
知っているから、連絡係として、武史を助けないといけないと判っていた。
課長が、席に戻ってくると「お疲れ様でした」とお茶を出し、伝言を伝えた。

「課長ッ部長からの電話もありますからちゃんといて下さいよ(怒)」
「悪かったねぇ〜(笑)」
「私は良いですが、京子先輩が大変です」
「悪かった京子(笑)」
「部長の電話に出ただけですから特別な事はないですよ(笑)」
「部長って誰?」
「第3部長です」
「あぁぁあの件だね(笑)」
「明日の午後までに決めたいと言うお話でした」
「もぅ〜あの話は決まったはずだけど?」
「そうなのですか?」
「京子電話を入れて確認してくれよ」
「判りました」

武史と京子が話をしていると、女子社員から、第3部長から電話だと言った。
「京子です、ハイ、そのように今、聞きました、いいえそのように伝えます」
「部長がありがとう助かったとの事です」
「営業部はせっかちさんだね(笑)」
「お話し中すいません、企画部部長からお電話です」
女子社員が、また課長に電話だと伝えて来た。

「すいません京子です、ハイ、解りました、お伝えします」
「企画部長がありがとうとの事です」
「大した事じゃないよ(笑)」
「僕の予定は何かあるのかな?京子」
「今の所はないですよ」
「なら、食堂のプリンを食べに行っても良いかな?」
「私は行けませんよ(笑)」
「京子のプリンも旨そうなのに(笑)」
「あぁぁ課長ッ京子先輩にセクハラですからね」
「行ってくる」
武史は、そう言うと席を離れ、部屋を出て行った。

「もぅ〜何にもしないダメ課長ですね」
「良いでしょ仕事はしているんだから(笑)」
「先輩が甘やかすからダメになるんですよ課長」
「出来る男はあんなものよ(笑)」
「全然課長は仕事していませんよね」
「そう?(笑)課長には各部長からお礼の電話が来ているわよ(笑)」
「それが不思議なんですよね〜部長クラスの電話は多いんですよね」
「隠れて働く出来る男なんじゃないの?」
「まさかあ〜課長ですよ〜ぅ(笑)」
「そうね(笑)」

京子は、武史が会社の難しい案件を、解決して他の部長を助けていると社員に伝わって居無い
のが、少し不満だったが、余計な事は言うなと武史から釘を刺されているので、京子は黙って
武史をサポートしていた。

5時半近くになると、武史は静かに席に戻り、5時半になるとみなさんお疲れ様と、社員が
帰るのを見送った。

「京子ッこれから取引先と第1営業部が会食だから8時頃に顔を出すぞ」
「ハイッお仕事ですね」
「大した仕事じゃないよ顔を出すだけだ(笑)」
「どちらに行かれるんですか?」
「何処かの料亭だと言っていたな」
「場所も覚えて居ないんですか?」
「車を用意すると言っていたから大丈夫だろ?」
「ならちゃんとした格好に着替えて下さいよ」
「京子だけ可愛くして居たら大丈夫だろ」
「シャツとネクタイだけ変えて下さい」
京子は武史の上着を脱がせ、ワイシャツを新しいものに着替えさせ、ネクタイを締めた。

「何にもしない甘えん坊ですね武ちゃんは(笑)」
「京子が居るんだ、何もする必要ないだろ(笑)」
「奥さまには遅くなることは伝えていますか?」
「仕事なんだ響子も理解しているだろ」
「私が奥さまに伝えておきます」
「京子が響子に電話するのか(笑)」
「何を嬉しそうに言っているんですか(笑)」
「響子が焼きもちやくだろ京子と居ると」
「奥さまは私の事を知っていますよ、よろしくと言われましたから(笑)」
「京子に焼きもちやく暇など無いほど抱いているからな(笑)」
「私はそんなに抱いてもらっていません(笑)」
「セックス漬けにしたら仕事出来ないだろ(笑)」
「意地悪な言い方ね武ちゃん」

京子は武史の腕を掴み甘えるように、キスをオネダリした。



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