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任務中なのに〜アパート張り込み編〜
【レイプ 官能小説】

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逮捕-2

小栗が、

『分かりました。』
『ただ、川谷の方はどうなんです?』
『今も組員が仲間の周りに姿を見せてますが。』

と聞く。川地が、

『山城の跡目が金子に決まり、ウチのオヤジが松方を正式に継ぐまではうるさいかもな。』

と言うと小栗が、

『一旦、活動を停止します。』
『仲間を危険に晒せない。』
『落ち着いたら再開します。』

と言うと安岡が、

『その間、上納金はどうすんだ?』

と聞くと城田が、

『商売してねえから払う訳無いだろ。』

と当然の様に言う。安岡が、

『その間、川谷がじっとしてると思ってんのか‼』

と怒鳴る。城田が、

『別にあんた達に守って貰わなくても俺らで十分だ。』
『あんたらに商売邪魔されたく無いから、金入れるだけだ。』

と言い放つ。安岡が、

『何だと、本当に自分達だけでやれると思ってんのか?』
『連中は、お前らの事を調べ尽くしている筈だ。』
『俺達がそう出来る様に、連中もお前ら片付けるのは簡単だぞ。』

と一段と声を上げて脅していく。城田が、

『俺らだって調べているさ、川谷の主だった幹部達は全員な。』
『いつだって動ける。』
『川谷に限った事じゃ無いけどな。』

と凄みを効かせて言う。安岡が、

『テメェ、俺を脅してんのか‼』

と激昂する。川地が、

『安岡。』

と制する様に言う。小栗が、

『城田、止めろ。』

と言うと城田が、

『はい。』

と短く返事する。豊川が、

『カシラ、次の時間が。』
『オヤジ、待たせる訳には。』

と言うと川地が、

『ああ、そうだな。』

と言い続けて、

『じゃあ、話し付いた事で良いか?』
『金子の仲取る話しは、また連絡する。』
『豊川に連絡先、教えといてくれ。』

と言う。豊川と城田が番号交換してる様だ。川地が、

『バタバタで悪いが、忙しいんだ。』

と話すと椅子が軋む様な音がして立ち上がった様だ。小栗が、

『いえ、話しが付いて良かった。』
『金子との件、連絡待ってますよ。』

と返している。続けて、

『鍵開けといてくれ。』
『俺達もすぐに出る。』

と部屋のメンバーに指示している。部屋のメンバーが、

『分かりました。』

と答え、鍵開ける音がして玄関の方に向かう足音がする。川地が、

『じゃあな、邪魔したな。』

と声を掛け、足音が数人分聞こえてくる。小栗が、

『ええ、ではまた。』

と返す。すぐに部屋のドアが開いて、川地達が出て来た。悠子は、

『篠山から全員へ、菅原の3人が出て来た。』
『逮捕は、詐欺組織のメンバーが部屋の外に出るまで待つ。』
『繰り返す、川地達が出て来た。逮捕は詐欺組織のメンバーが出てからだ。』

と報告する。組対課の指揮官始め待機している捜査官達から、

『了解!』
『了解です。』

などと返答がある。ヘッドホンから小栗が話し始めるのが聞こえる。

『予定通り、今日の深夜に全て閉じるんだ。』

と話している。少し間を置き、

『宅急便は嗅ぎ回ってる連中が気になる、すぐに移そう。』

と話し掛けている。城田が、

『はい、そう思って場所を探したんですが適当な所が見つかりません。』

と答えている。小栗が、

『俺に心辺りが有る。』
『翔平、例の別荘を城田に教えてやってくれ。』

と言うと翔平と思われる声が、

『はい、分かりました。』

と返事する。小栗が、

『俺も別件が有る。』
『ここを出よう。』

と言うと城田達が、

『はい。』

と返事して部屋を出て行く足音が複数聞こえて来る。すぐに神木達が部屋の外に出て来た。悠子はインカムで、

『篠山から、全員へ。』
『詐欺組織のメンバー達が出て来た!』
『A班は逮捕体勢に入れ‼』
『逮捕体勢に入れ‼』

と命令する。緒方からすぐに、

『A班直ちに逮捕体勢に入ります!』
『予定通り、逮捕開始時に連絡します!』

と返答する。悠子は、

『篠山、了解!』続けて、

『篠山からアジト突入班、アジトの部屋近くに待機。』
『被疑者逮捕開始を待ちアジトに突入‼』

と命令する。瀬戸が、

『B班、了解。』
『アジト付近で待機、逮捕開始連絡を待ち突入します。』

と返答がある。A班はアパートを正面から見て左の民家に、B班は右の民家に協力して貰い待機していた。

逮捕の時は、階段状の踏み台を置き塀を越えてすぐにアパートの敷地に入る。悠子は組対課の指揮官に、

『篠山から組対課へ、まだ菅原組は居ますか?』

と聞くと組対課の指揮官は、

『はい、居ます。』
『迎えの車が待っています。』
『もう一台、やって来ました。』

と報告する。悠子は、

『篠山から組対課へ、菅原組の3人と2台の車両の関係者を確保して下さい。』
『菅原組、確保せよ‼』
『武装に注意願います!』

と指示する。組対課の指揮官が、

『了解、確保します。』
『武装に十分注意します。』

と返答する。悠子は、

『篠山、了解です。』
『応援の山川班へ、詐欺組織の車両確保及びメンバーを逮捕して下さい。』
『詐欺組織の車両を確保‼』
『こちらも武装に注意願います‼』

と指示する。山川から、

『山川から篠山主任へ、詐欺組織の車両も今一台追加の二台で入り口近くに待機中。』
『詐欺組織の車両二台を確保します。』
『武装に注意します!』

と返答が有る。


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