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透明な炎
【女性向け 官能小説】

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いつも会社帰りだって2人で飲みに行っているのに。
私服だからかその距離が近い気がする。

なんでこんなに話が楽しいんだろう?

合コンしたって、こんなんに話の合うオトコは見つけられない。

30を過ぎてめっきり減った合コンは段々相手の質も落ちて来て
って、きっと相手に私たちも言われてるんだろうな。

お互いに大人の対応でその時は楽しく過ごすけど
その後の付き合いには繋がらない。

だから、既婚の男とこんなに楽しい時間を過ごしちゃうとヤバいんだって。

「私結婚できなくなっちゃう」

「何?結婚したいの?」

笑いながら言うその言葉は、ちょっとビックリしているようでムカつく。

30を過ぎて一人だからって結婚したくない訳じゃない。

「何よ?」
「いや、バリバリ俺と張るぐらい仕事してるから
結婚が煩わしいのかと思ってた」
「イイ男がいないだけよ」
「そうか」




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