投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

花火の雨で…
【初恋 恋愛小説】

花火の雨で…の最初へ 花火の雨で… 1 花火の雨で… 3 花火の雨で…の最後へ

花火の雨で…-2

「ダメ!」
何言ってるのおれ…
「…え?」
当然の反応だよな
「君ってつけたら嫌…
次つけたらおこっからな?」
なんて、ちょっと臭いか…
「うん…」
笑顔でかえしてきた。ヤバイ…やっぱなんかおかしい
そんな感じで1日が終わった
━そして帰り
いつも通り勇斗と帰る
「な〜転校生の遙ちゃん、かわいいよな?」
そう言われれば否定はできない顔だ
無言でうなずく
すると勇斗は「つか、お前ホレたろ?」
はっ?何言ってるのお前…
そんなわけねーだろ
そう否定して歩き続ける
でも内心、あの笑顔とか見た後の変な感じが恋なのか?
と思ったのは否定できない。
「ふーん…まあ、お前ならいけんじゃね?伊達にジャニーズスカウトされるだけの顔してるし。
ただな〜無言なとこがな…」

確にスカウトされたが、あれはお前と2人でサッカーのシューズかいにいったとき
「ちょっと!君ら2人〜」
変なオッサンが話しかけてきた。
おれは当たり前に無視…
「は〜い?」
ん……ねぇ、おバカさん?何反応してるんですか?
そんなおれに構わずオッサンは
「君らかっこいいね〜僕さ、あのジャニーズ事務所のスカウトなんだけど…
お父さんかお母さんは?」
お父さん…?
このオッサンは、おれにそんなのいると思ってるのか?
勝手におれを作って邪魔者扱いし、あげくのはてに若い女作って、借金残して勝手に出てって母さんを泣かしたあんなヤツがいると?
思わず勇斗が止めようとしたが手遅れだぜ
おれはきれちゃったよ…
「……あ″?おい、オッサ「あ〜ごめんなさい!間に合ってます」
と言いながら勇斗はおれを引っ張ってた…

変なこと思い出しちゃった…
今おもえば笑い話だが、わずか3ヶ月前の話だ…
おれが懐かしんでる間、勇斗はなんかしゃべってたけど聞いてなかった
「〜だからさ、な?」
なにが?な?″なんですか?
よくわからんから適当に
「そうだな。」と答えたら…
勇斗は「よし!じゃあいくか」と、おれを引っ張ってた
どこにいくんですか…?

だが目的はよくわかった
来週の祭りに遙を誘う、と言うことだ
毎年、いろんな奴らに誘われたけど「めんどいから行かない」とだけいっていた
まあ、嘘だけど…
家庭のために新聞配達してて夕方は無理なだけ
だから、夜行くぞ!と勇斗は張り切ってる…
しょうがないか
勇斗は彼女と行くからWデートにしよう、と言うけどいずらいだろ…
そんな勇斗の彼女・樋高加織(ひだかかおり)は…
なぜか遙と歩いてる
コイツ…謀ったな
まあ、いいか
張り切ってるし、断りずらいから頑張ってみよう
「お、加織ちゃ〜ん後ろ姿もかわいいよ〜」
勇斗の顔がにやけてキモい…
恥ずかしいから、まず「遙、2人っきりにして逃げよ?」
と誘った
「…うん」と笑顔でうなずく
…やっぱ実感した
おれ……

遙に一目惚れしたんだな、って
そう思うてすごい恥ずかしい…
でも頑張るぞ…
「あのさ…」
ダメだ、言えないよ


花火の雨で…の最初へ 花火の雨で… 1 花火の雨で… 3 花火の雨で…の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前