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堕ちていく若妻
【若奥さん 官能小説】

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自転車操業-1

ローン会社から、金を借りることは簡単である。
主婦と言っても、夫の勤務先や収入に応じて、自分に収入が無くても貸してくれる。

ただ、それも正規のローン会社では、数社・まぁ1社辺り10万〜20万程度だろう。
昌枝27歳・専業主婦。
夫は、医療機器販売会社で営業をしている33歳。
合コンで知り合い、2年前に結婚した。

OL時代は自由に使えるお金もあったが、今は専業主婦だ夫が稼ぐ収入でやり繰りしている
夫の頑張りで苦しい生活ではないが、自分の小遣いとして仕える金は多くない


インターネットで欲しい服を安く見つけた。
クレジットカードを持たない昌枝は、近所の無人契約機に行ったのが始まりだ。
ドキドキしながら申し込んだ3万円の借金30分もしないうちに
10万円の利用限度額のカードを作れてしまった。

あれから半年、昌枝の借り入れは、4社で80万円にまで膨らんでいた。

「あぁぁダメだぁ〜今月の支払い2万足りないゃぁ〜」
夫に内緒で作っている借金
どうやり繰りしてもバレずに返済していくには、お金が足りない。

「申し込まないとダメかぁ〜」
完全な自転車操業状態だ。
ココまでくると正規の業者も貸してはくれるはずもなく昌枝は手当たり次第に目付く
ローンの文字のチラシに電話をかけまくった。

「エッ?本当ですかぁ?2万円イヤ5万円必要なんですハイィ」


・・・待ち合わせ場所の駅前喫茶店・・・


電話で状況は説明していた。
昌枝は言われた通り、免許書と住民票を持って男の現れるのを待っていた。


「いらっしゃいませぇ」
待ち合わせ時間丁度に一人スーツを着たメガネの男が店に入ってきた。
男は、店内を見回し、昌枝を見ると軽く片手を上げて昌枝のテーブル前に来て言った。

「お待たせしました。昌枝さん徳田です。」
「よろしくお願いします」
「早速ですが、ご希望の件の審査結果からお伝えします。」
「ハイ・・・」

昌枝は、不安そうな顔で徳田の返事を待つ

「現在の昌枝さんの状況では、わが社もお断りしないといけません」
「あぁぁ・・・やはりそうですかぁ〜」
ガッカリした様子で、返事する昌枝

「でもッ奥さんも旦那さんに迷惑掛けないようにと・・・必死だ」
徳田は昌枝をメガネの奥から鋭い目で舐めるように見ながら言った

「はいッ困っているんですお願いします。」
「でぇねぇ相談なんですが嫌ならハッキリ断って下さい」
「はいッ何でしょう」
昌枝は徳田の言葉に目を輝かせて反応した


「ココに私の誠意で、昌枝さんの為に準備したモノがあります」
徳田は、テーブルに白い封筒を置いた

「これは、会社とは別に私が個人で準備したものです」
「当然あなたと私が正規に契約を交わしてお貸しするモノです」
「はいッ助けていただけるならお願いしたいです」
「ただッ金利は高いですよ会社が貸さないあなたに私が善意で貸そうと言う話しです」
「はい当然ですね、初めて会った私を信用して貸して下さるのですから」
「そうですかぁならご説明します・アッその前に封筒の中確認して下さい」
「それがあなたを信用した私の誠意です」
「はい・・・」

昌枝はテーブルの上の封筒を取ると中身を出して確認した。
(こんなにッ・1・2・3・・・・10枚も)
「ご不満でしたか?」
「いいえっ私・ビックリしています」
「上げるんじゃありません貸すんです忘れないで下さい」
「はいッ勿論」
「厳しい条件ですからねぇ」

1万2千円×10回・・・12万の返済です
10日に1回の返済
自宅に集金に伺います
「返済が遅れは場合は、残元金を一括返済してもらいます」

徳田は、説明しながら契約書を取り出した。

昌枝は驚くほど金利が高いとは思わなかった。
三ヶ月もしないで返済できるし集金に来てくれて面倒も少ない

「良ければサインして下さい」
「はいそれでお願いします」
昌枝は契約書にサインすると、持ってきた免許と住民票をコピーして徳田に渡した

「奥さんッ遅れは認められませんよッ」
徳田は、立ち上がりながらそう言った

「はいご迷惑はかけません」
「アッコーヒーご馳走様」
徳田はそう言うと店を後にした




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