投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

露出女子高生 石原サクミ
【痴漢/痴女 官能小説】

露出女子高生 石原サクミの最初へ 露出女子高生 石原サクミ 32 露出女子高生 石原サクミ 34 露出女子高生 石原サクミの最後へ

緊急事態宣言解除?誰が責任、とれるんだ?-1

正直、朔太郎は眠れなかった。
もちろん、明日の夜の、サクミとのビデオ電話のことが気になって気になって、
仕方なかったのだ。

電話を切る直前、サクミは確かに朔太郎のことを大好きだと言ってくれた。
出来れば夢にも見たいとも。

そのくせ、付き合う、ということに関しては、
無関心を装っているのか、気が進まないのか、
返事がもう一つ、はっきりしなかった。

(まあ、それでも話をしていくうちに伝わるものもあるさ。
 オレたちは今日がスタートなんだから、焦らずに気持ちを伝えていけばいいさ。)

朔太郎にとっては、女の子の方から好きと言ってもらった経験さえ、
高校卒業の今日までなかったような気がする。

女の子を直接見るのではなく、いつもファインダー越しにしか見ない朔太郎のことを,
周りの女子たちは、「カメラ小僧」というあだ名で呼ぶのだった。

それでも、朔太郎にもガールフレンドというものがいた時期もあった。
「写真を撮ってあげるよ。」といって、本格的なカメラを向けると、
たいていの女の子はいったんは恥ずかしがるものの、
自分の美しさや可愛さを褒められるうちに、朔太郎に心を許し始める。

「次の休みには、景色のいいところに行って、写真を撮ってあげるよ。」
そう言って撮影デートに持ち込んだ女子の数は2桁近くいた。
ただ、そこまでなのだ。
女の子の方は、褒められながら写真を撮られ、次第にその気になっていくのだが、
朔太郎の方はと言うと、撮影テクニックには遥かに及ばない、
稚拙な口説きのテクニックのため、撮影デート終了=朔太郎の恋の終了となったのだ。

つまり、朔太郎にとって、サクミは突然目の前に現れた、
かなり可能性の高い女子、ということになる。

朔太郎の分析では、サクミはどうやらあの日の女子高での露出女であり、
もしかしたら、幸太郎先輩の元カノ、
いや、単なる応援セックスの相手だったかもしれない。
そして、もしかしたら、明日サクミと話を進めていく中で、
もっと意外な、いや、もっと予想通りの結果が出るかもしれなかった。

サクミが露出女であり、応援セックス女であった場合、
それは朔太郎にとって、プラスに働くのか、それともマイナスに働くのか、
ということは、非常に微妙な問題だった。

もちろん、すべて憶測だが、
明日のビデオ通話で、案外あっけなくサクミが、
自分が昨日の露出女子であり、幸太郎先輩の元カノであったとか、
ひょっとすると根沢たち柔道部員のお祝いセックスの相手だったとか、
全て告白したなら、朔太郎自身、どういった感情になるのか正直わかっていなかった。

自分の好きな人がビッチだった。
この事実をどう受け止めるかだ。

ラッキ〜!オレも遊び感覚で楽しめばいいんじゃん!!

最悪!オレ一人だけの女だと思っていたのに。。。

どっちがいいのか、どう受け止めることがいいのか、
朔太郎に限らず、明確に判断できる男は少ないように思う。

どっちが楽しいのか。どっちが気楽なのか。
そしてどっちがエッチな楽しいが待っているのか。
答えは明白だ。
しかし、もしも将来までを考えているのだとしたら答えはそう単純ではない。


では、朔太郎にとってのサクミはどういう存在なのだろう。


特に今のご時世。もうすでに関係の深い恋人同士ならいざ知らず、
これから仲良くなろうと思っているカップルや、告白しようとしている人は、
どこまでを想定して事を進めているのだろうか。

性病やエイズならば、むしろわかりやすいのかもしれない。
本人自身がかかっているかどうかを自覚しているのだから。
しかし今回のコロコロは、本人さえそうした自覚がない状態であっても、
他人にうつしてしまうこともあるという。

浮気や不倫防止に効果的な感染症と言えなくもないが、
これから恋愛を進めようとしているカップル、
あるいはこれからカップルになりたいと思っている人々にとっては、
非常にやっかいな、そして迷惑なウィルスである。

朔太郎も、サクミと付き合いたいとは思っている。
高校を卒業してもいまだに女性を知らない朔太郎にとって、サクミの出現は、
まさに千載一遇のチャンスと言ってもよかった。

ただ、コロコロウィルスへの感染のリスクを考えた時、
果たして身体と身体を重ね合わせるまで、
いや、それ以前に唇と唇を重ね合わせるまで、
いやいや、ソーシャルディスタンスを打ち破って恋人関係の距離、
言うなればラブラブディスタンスまで、互いの距離を縮めるところまで、
お互いが踏み込めるかという大きな問題があるのだ。


つまりは恋愛においても、リモートデートや在宅恋愛が現実問題となってくるのだ。


これは、緊急事態宣言が全国的に解除された今でも変わりはない。
緊急事態宣言が解除されて何か終わったような気になるのは人間だけであって、
コロコロウィルスが感染を遠慮したり、症状を和らげたりしてくれるのではないのだ。

あいつらは、緊急事態宣言が出ていようが出ていまいが、
ヤべ〜総理が何を言おうと、未だ人類を脅かすウィルスとして、市中に存在し、
感染拡大を企てているのだ。

朔太郎とてヤべ〜総理ほどに馬鹿ではない。
緊急事態宣言を発したり解除したりする人が、
例えばその後に感染してしまった人に対して、
治療してくれるわけでも、完治させてくれるわけでもなく、
実は何も責任を取る力を持っていないことくらい十分に知っているのだ。

それは、サクミとて同様だろう。
宣言が解除されたからと言って、じゃあ、すぐにでも会いましょうよ、
などと言ってくる馬鹿とは思えなかった。

判断の甘いヤべ〜総理に比べ、
明日のビデオ通話で重大な決心をしようとしているサクミは、遥かに……。


露出女子高生 石原サクミの最初へ 露出女子高生 石原サクミ 32 露出女子高生 石原サクミ 34 露出女子高生 石原サクミの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前