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思い出はそのままに
【ロリ 官能小説】

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思い出はそのままに-46

「浩之くん・・・」
 美由紀はわかっているのかもしれない。そして、嫌がってはいない。
 浩之は美由紀の頬にふれた。美由紀が目をつぶった。浩之は、美由紀に唇を重ねた。
 浩之が唇を離すと、美由紀は恥かしそうにうつむいた。頬が赤い。
「やっと・・・できた・・・」
 美由紀がつぶやいた。
 以外に簡単だった。美奈たちにしたのと同じだ。美由紀も、そんなに変わらない。だったら、美奈たちにしたことと、同じことをしてやればいい。
 浩之は美由紀を抱き寄せた。
「ひ、浩之くん!?」
 浩之はもう一度、美由紀に唇を重ねた。今度は、舌を入れてやる。
「んん!? むうう・・・あんんっ・・んふう・・・」
 美由紀を最初は驚いたようだが、舌を絡めていくうちに、甘い声をあげ始めた。
 浩之は唇を離す。美由紀は浩之にもたれかかってきた。
「浩之くん・・・こんなの・・・だめだよ・・・」
 美由紀の言葉に力はなかった。これなら、簡単にいける。
 自分は、何をやっているのか。自分が美由紀にしたかったことは、こんなことなのか。自分が胸に秘めてきた想いは、こんなことではないだろう。
「どうしたの?」
「いや・・・」
 美由紀は特別なのだ。美奈や、菜美や、沙織とは違う。
「ごめん、美由紀ちゃん。こんなことして・・・」
「え!? いや・・・」
 美由紀は戸惑ったような顔をしている。
「タクシーを呼ぶよ。それで帰るといい。お金は、俺が出すから」
 浩之は立ち上がった。
「待って! いいのよ・・・浩之くんの好きにして・・・」
 浩之は首を振った。
「俺は、美由紀ちゃんが好きだ。だから、大切にしたいんだ」
「私も、浩之くんのことが好き。ずっと好きだった。だから・・・」
「今の俺には、しなければならないことがあるんだ。だから、それまで待ってくれないか」
「浩之くん・・・」
 祐樹のことを、終わらせないといけない。祐樹がいるかぎり、あの声が聞こえる。
「うん、わかった。今ままで、ずっと待ってたんだもん。あと少しくらい、へっちゃらよ」
 美由紀が微笑んだ。
「でも、早くしてよ。今まで、すごく苦しかったんだから」
「わかったよ」
 美由紀は色々と疑問があっただろう。それでも、何も言わなかった。浩之を信じたと言うことだ。ならば、浩之もそれに答えなければならない。
「ごめんね」
「いいのよ」
 祐樹のことで、美由紀を悲しませることになるだろう。それでも、止めるわけはいかない。
 『謝れ』と言う声が聞こえる。この声も、あと少しで終わる。浩之は、自分に言い聞かせた。


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