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中二病の後遺症
【その他 官能小説】

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同じ窓の下で。-2


夏休みを越え、秋、とある肌寒さから長そでを着始めた日曜日。
カナエと待ち合わせ。
町へデートに向かう。
カナエの家の方が中心部に近いのでカナエの家の前に向かうと家の前にカナエが待っている。
自転車の後ろに棒を付けてそこに立って乗せる二人乗り。
恋愛映画を見て喫茶店。
目が合うとなんか恥ずかしくなるけれど…
「もぅ〜何照れてるの〜?シンイチ顔真っ赤だよ〜?」
などと言われながら…真っ赤な顔のカナエを見つめる。
田舎町のほぼ唯一のデパートから雑貨屋、靴屋などとほぼお決まりの商店街のお店を回り、ゲームセンターで時間つぶした帰り道。
なんとなく夕暮れの海に自転車を走らせる。
「さすがに誰もいないね〜。」
もともと地元でもあるので人気の少ない海岸に来たのだけど、少し肌寒い風がカナエをぶるっと震わせた…。
「ちょっと寒いよね。。。」
そういい身を寄せてくる。
思わずぎゅっと抱きしめてしまう。
「え…ちょっと…。」
口で言いながらも全く抵抗はない。それどころかカナエの方からも抱きしめ返してきた。
予想以上に柔らかいカナエの胸の感触が数枚の布越しに伝わってくる…。
どのくらい時間がたっただろう…?
「なんか温かい…ね…。」
そう声を漏らしたカナエをふと見つめ…自然に唇を重ねた…。
そしてまたどのくらい時間が過ぎただろう…
「カナ…顔真っ赤になってる…。」
そう言ったら…「バカ…」ッとギュッと抱きしめてくる。

自転車に二人で乗り帰り道。
カナエは時々ギュっと後ろから抱きついてくる。
「運転しずらいぞ〜。」
「頑張れ!エンジンくんっ!」
そんな話をしつつカナエの家の近くの小さな公園。
カナエはちっちゃい頃よく遊びに来ていた場所らしい。
さすがに誰もいない夜の公園。
「帰りたくないなぁ…シンイチとこのまま一緒にいれたらいいのに…。」
そういい暖かい紅茶の缶に口を付ける。
「それはまた先に…な?」
そういい頭をなでるとカナエは頷いた。
またそのまま抱きしめたら…そっとカナエの方から唇を重ねてくる…。
初めてカナエの唇に触れたその感触…ぬくもり…。

相も変わらず二人の”カナ”を交互に過ごしつつ少し時は流れ…。

冬。コートとマフラーが手放せない季節。
小学校の学区が違い少し家が離れているカナデ。
冬休み直前のとある日曜日に駅で待ち合わせをする。
田舎町の古い公立図書館に行き読書をし、たまたま見つけたとある恋愛話。
書棚の間隔も狭く二人で一冊の本を体を寄り合って少し読んでるうちに…ふと意識がカナデのぬくもりを感じるように…。
途中から話の内容なんてほとんど入ってこなかった。
美しく長い髪といつものカナデの香り…。感じたぬくもり…。
恋愛話が起爆剤となりなんか妙にカナデを感じてしまう…。
言葉がお互いでない…。でも気まずくはなく…そのままぬくもりをお互い感じつつピタリと寄せ合ったまま時間を過ごす。
胸の鼓動がお互い聞こえていたのかもしれない…。
ふとお昼のチャイムが鳴ると本を返却し図書館を出る。
ご飯を食べて、ちょっと体を動かしたいということでボーリング場でビリヤード。
少ない電車の時間がそこそこ空いたのでそのままカラオケに。
一通り歌い疲れるとカナデといつしかぴったりくっついてた。
「ねぇ、シンイチ君。。。」
ほほまで赤くしたカナデはいつも見てるカナデと少し違い…自然と肩を抱き寄せる。
「ん…。」
抵抗もなくそのままそっと唇を重ねた…。
少しだけ震えたカナデはとてもいとおしく…。
思わずそのままカナデの唇の中に舌を入れる…。
カナデもハッと目を明けたがゆっくりとまた閉じて…舌を絡めてきた…。
カナデの胸に手をやると…カナデは少しビクンっと震える。
大きすぎず小さすぎず…ちょうど手のひらで包み込むのにいいくらいのサイズだ。
でも…抵抗もなく絡めてる舌も時々ビクンとするけれどそのまま絡め返す…。
そんなちょっとだけ背伸びをしてるような時間…。
で、突然鳴り響くフロントからのインターホン。
時間切れ。
駅まで送り公衆電話の物陰でそっと抱き寄せキス。
「それじゃぁ…またね。」
そういうと小走りで改札を抜けていく。
一度振り返り手を振って。

中学時代…二人の女子と唇のぬくもりを交換し…
それぞれ時間を作って二人と時間を過ごす。
やがて卒業し、二人の”カナ”はは同じ高校に進学。
学校は別れたが最初の夏…カナエと初めてつながった。
地方の大きな都市へ遊びに行き…初めて入った派手なホテル…。
お互い緊張しあっていたが…それでもそれほど苦も無く無事につながる…。
だけど、秋にカナエは去っていった。
同じ学校の先輩に見事に敗北。と聞いた。
それでもカナデがいたこともあり、それほどに深く傷を受けることもなくあっさりと忘れて行ったのが印象的。

カナデとは高校進学後も付き合いは続き冬に二人だけで東京に遊びに行く。
少し遅れたが、この時にはすでにカナデとだけ付き合っている状況でもあり…泊まったホテルでカナデと初めてつながり…そのまままっすぐにカナデを愛した。
高校時代にはずっとカナデと付き合いを続け、体を合わせ…時には喧嘩もし、それでもリア充と呼ぶのに何の不足もない高校生活を送った。
そして…いろんな事情もあったが、高校の卒業とともにカナデは東京に上京した。
ただ…進学をし大学に進んでいたこと…経済的にちょくちょくは会えず、新幹線で2時間程度の距離はとても重くのしかかっていた。
結局幾度かカナデと時間を作り行き来しその都度深く心つながせるも…卒業までは持たず3年目の春にカナデから別れ話が来る。
徐々にお互いの顔から笑顔の時間が短くなっていくのを感じていることもあり…
お互いが涙しながら笑顔で新幹線に乗り込んだ…恋人として会うことはもうないだろうと…。


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