女教師ケイの放課後-22
「だ、だ誰もこないところで、たっぷりハメるんか……ヘッヘッ、で……で、でも納得がいかねえ」
「何の文句があるっていうんだ」
「お、俺はあと3ラウンドはやれる」
「じゃあ俺は4回だ」
ケイは浴衣を羽織っただけの格好で引き立てられていった。乱暴に背中を押されるその姿に昨日までの威厳はない。
僕は同情半分、諦め半分の心境で彼らを見送った。
あの調子だと、朝まで嬲られるのだろうな。
なまじ稽古で体力のついた高校生相手だから、ケイも大変だ。
股間がわずかに湿っているのがわかる。縛られた僕は自らを慰る術はない。
あいつらが戻ってくるまでこうしているしかないだろう。
それにしても、すさまじい一夜だった。
これは興奮して眠れそうもない。そう思ったのはわずかな時間だった。
翌朝、天気は快晴だった。
昨日の騒がしさが嘘のように、部屋は静かだった。
手と足の縛めがなくなっていた。
あれは現実だったのか。判断に迷うところだ。
襖が開いた。ひょっこり板倉が顔を出した。
「よう、先生二日酔いがひどいみたいだからよ。午前の稽古中止だ。俺ら先飯行ってくるから」
僕は素知らぬ顔でうなづいた。目線を合わせないようにして板倉と五月が部屋を出るのを待った。
廊下に二人の姿がみえなくなると、慌てて隣の部屋をのぞきこんだ。
ケイは身体を折り曲げて寝ていた。近づいたが全く反応がない。