投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

俺は中村さんとセックスがしたい。
【OL/お姉さん 官能小説】

俺は中村さんとセックスがしたい。の最初へ 俺は中村さんとセックスがしたい。 23 俺は中村さんとセックスがしたい。 25 俺は中村さんとセックスがしたい。の最後へ

第4章 不倫-8

そんな午前中、篠宮穂花が上司に呼び出された。部長の語気から言って何かしら穂花がミスをしたのは間違いなさそうだ。隆文は心配そうに様子を気にしている。

「篠宮!先月原田産業から102万の仕入れ起こさなかっただろ!?」
「原田産業…、あっ…!」
以前トラブルがあった時、通常山下コーポレーションから仕入れている商品を急遽原田産業から仕入れた事があった。そのゴタゴタで仕入れ伝票を回すのをすっかり忘れてたいたのであった。
「も、申し訳ありません!忘れてしまいました!」
慌てて頭を下げる穂花だが部長の怒りは収まらない。
「どうするんだ!もう8月分は締めてしまったし上にも8月は粗利が良かったと報告してしまったぞ!?今更仕入れ漏れで粗利は普通でしたと言えないだろう!?」
「本当に申し訳ありませんでした!私から…」
「お前が上に報告したところで私の責任になるんだ!どーするんだ!!」
部長は穂花を怒鳴り散らしていた。頭を下げっぱなしで今にも泣きそうな穂花は全身が震えていた。

(何もあそこまで怒らなくても…。穂花ちゃん可愛そう…)
涼子は穂花を見て心配する。そんな涼子の目に隆文が席を立ち部長の元に歩み寄って行く姿が見えた。
「部長、書類には私の印鑑も押してあります。責任と言う意味では私に非があります。良く確認せずに印鑑を押してしまい申し訳けございませんでした。」
穂花の脇で頭を下げる。
(岸田さん…)
涙目で隆文を見つめる穂花。
「だがこれは篠宮が仕入れ報告しないと確認のしようがないだろう。誰が見ても篠宮以外気付かないはずだ。」
「篠宮がトラブル対応していたのはわかってました。その詳細を聞かなかった自分のミスです。上には私の方からお詫びしておきます。」
隆文は重役からの評価も高く支店長のお気に入りでもあった。その隆文が出てきた事で部長の怒りもトーンダウンする。

「篠宮、いつまでも人に尻拭いをして貰ってるようじゃダメだからな!?」
「は、はい!申し訳ありませんでした!」
再度深々と頭を下げる穂花。隆文は部長を宥める。
「これも勉強ですよ。将来部下がミスをした時上司はどうあるべきかを学ぶ為の。いいか篠宮、部下のミスは上司のミス。こうやって部下の代わりに謝るんだ!」
隆文はいきなり土下座をして少しふざけ気味に大袈裟に謝る。
「お、おい、岸田くん、そこまでしなくても…。ったく君には敵わんよ。」
苦笑いして頭をかく部長。
「まぁいい。次は頼むぞ?」
「はい、分かりました!」
穂花は再び深く頭を下げ、事態は収拾したのであった。


俺は中村さんとセックスがしたい。の最初へ 俺は中村さんとセックスがしたい。 23 俺は中村さんとセックスがしたい。 25 俺は中村さんとセックスがしたい。の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前