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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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不破乃里子(32)-8

 強めにチュウッと吸い、勢いよくプハッと乳首を離してからの、再びフェロモン腋べろんちょ。乃里子も感じまくりだが、旨味たっぷりの雌臭スパイスを賞味する俺も興奮度は尋常じゃない。
「ねえ、乃里子さん腋舐められるの実は慣れてるでしょ。普通はもっとくすぐったがって暴れたりするけど、乃里子さんの場合かなり性感帯として馴染んでる反応だよ?」
「そんなこと……あぅ、あぅんっ……」
 図星を突かれた恥ずかしさからか、困ったような顔になってさらに激しくよがる。
「誰なの? 乃里子さんのくっさい腋ベロベロして開発したのは……」
「だ、旦那が……変態さんだから」
 意外な答えが返ってきた。
「マジ? 乃里子さんの旦那さんと趣味合いそうだな、俺。ちなみに旦那さんって、さっきみたいに蒸れた靴下とかもクンクンしたりする人?」
「しないからぁ! 腋も……シャワー浴びた後とかだから、こんな状態の舐められたことないよ?」
「え、それ勿体なくね? せっかくの素材の味が消えてるのに腋ペロとかメリットが見つからないんだけど」
「亮介くんの考え方が異常なだけだから!」
 人の感覚とは分からないものだ。少なくとも俺は匂わなくなった洗浄後の腋で満足なんか絶対に出来ない。
「つーか乃里子さん、旦那さんと仲良いんだ。それなのに金でホイホイ他人に股開くって何なの? もしかして旦那さんの指示でやってるとか?」
「そんな訳ないでしょ! それ意味分かんないし……」
「別によくあることだと思うけど。寝取られ趣味とか最近は市民権を得てるほうだよ?」
「う、うちの旦那、ダメ男のくせに独占欲だけは強いから……こうして外でしてるのは、絶対内緒なのぉ……」
 さりげなく旦那をディスった言葉を俺は聞き逃さなかった。
「へぇ〜、ダメ男なんだ? それってヒモ野郎ってこと? もしかして乃里子さんが金に困ってるの、そのせいだったりする?」
 俺は舌と指先のフル回転で両乳首を責め、
「白状しないと止めちゃうよぉ〜……」
 殺し文句で乃里子の自供を求めた。


「借金のためなのぉ……派遣でガツガツ仕事取ってるのも、抱かれたくない人にもお金で身体許してるのも、旦那がギャンブルで作った借金返すためなのぉ……」
「マジで? 乃里子さんの旦那さん、そこまでダメ男なの?」
「そうだよぉ……サラ金でお金借りまくって、競馬で取り返すとか言って全部スッて……。ブラックリスト入ってるからどこの金融機関からも借りらんなくなって。仕事もしないで、家でゴロゴロしてる……」
 必死すぎるほどに乃里子が稼いでいる理由はそれだったのか。
「そっかぁ。大変なことになってんだね。そんな旦那さんなら、離婚しちまえば?」


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