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二人のアトリエ
【学園物 官能小説】

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モデルの依頼-11

明美は優一と同じ美術大学に合格した。卒業式。
「おめでとう 明美」
「有り難う 杏 あなたのおかげよ」
「そんなこと」
「杏も 頑張ってね」
杏は優一の屋敷で住み込みのメイドとして働くことが決まっている。
短大にも通うのだ。
「お互い頑張ろうね」


杏は両親と短大の入学式に行った
「すごい いい大学」
杏は嬉しそうだ。
「良かったね杏」
「有栖川家二きちんとお返しできるよう頑張るんだぞ」
両親もニコニコ顔だ。
「うん」

「あれ優一さん」
向こうからやってきたのは優一だった
「杏ちゃん 入学おめでとう」
花束を渡す。
「ありがとうございます」
「杏が、専属メイドの1人として雇っていただいて」
杏の母親は優一に頭を下げた。
「いえいえ 杏さんが来てくれるなんて助かります」
「よろしくお願いします」
杏の父も頭を下げる。優一は恐縮する。
「杏さん 来週からうちにくるんだっけ」
「はい」
「じゃ頼むね」

優一は手を挙げると去っていった。
「気さくな人ね 良かった」
杏の母親はホッとしている。

「うん 引っ越しの準備しないと」
杏は力強く言った。


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