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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻のデート (3) 口淫奉仕-3

粘ついた汚濁液を美味しそうに飲み込むゆきの姿がありありと浮かぶ。
私の前では気まずそうに「ごめんね」などと言っているが、Zの前では媚びた照れ笑いを浮かべながら飲精したに違いない。

ゆきは見た目こそ清楚だし、普段ももちろん貞淑な妻なのだが、ただ一点、心を許した男と二人きりになると娼婦のように振る舞うところがある。Fとの行為を知ることでその疑念が生じ、Zに貸し出した際のゆきを見て確信するに至った。
自分の容姿が他の女性より優れていることをおそらくは自覚し、そんな自分が恥ずかしそうにはにかんで自らの美貌と肉体を捧げれば男は喜ぶ。喜んで性的快楽を与えてくれる――ゆきは過去の男性遍歴の中でそう学習してきたのだろう。
正直なところ、FやZの関心を惹くような言動をとるゆきの態度を客観的に見ると、あまりのあざとさに吐き気を催すことがある。その吐き気は次の瞬間にはゾクゾクするような興奮となって私の心と脳を支配する。

「ゆき……大好きだよ!気持ちよすぎる……!たまらないよ!」
「ぁあああ!ゆきも大好き……!大好きなの!ぁああああだめまたイッちゃう!どうしようまたイッちゃうよぉ」
最初ゆるゆるだったはずのゆきの膣肉がふたたび私のペニスを締め付けてくる。

「いくいく……イキそう……イッちゃうぁあああ!!」
えびぞりで身をブルブル震わせて高みに達するゆき。
「ぁぁあ!ぁああああいくいくいくいくぁああああ……パパぁぁああああ!!」

こんな立て続けに妻をオーガズムに導くのははじめてで、私のペニスもすぐ限界を迎える。
ゆきの花芯は、達しながらなおも小刻みに痙攣してきゅうっと圧迫してくる。
「ぁあ!ゆきの中、締め付けてくる……やばい出る……!!うっ……!」

すんでのところでペニスを抜くと、ゆきは自分からパジャマをめくりあげて精液を受け止める体勢をとる。
着衣のままセックスするときの妻のこの何気ない仕草が私は昔から好きだ。
腹だけ出せば十分なはずなのに、ゆきはなぜか乳首が見えるところまでまくりあげてくれる。
こういうところもゆきのあざとさのひとつかもしれない。あざとさは自分に向けられると愛おしさになるのだ。

顕になった腹に向かって射精する。
「ぅ……あぁ!……ゆき……!」
顔射や口内射精ができない私だが、乳房に発射する度胸もない。

恍惚とした表情でこちらを見ているゆき。
はだけた胸元に私がつけた覚えのないキスマークを発見する。
たまらない気持ちになって倒れ込むようにゆきに抱きついてキスをする。
互いに達したあとだというのに激しく舌を絡め合う。

「パパ……パパァ……!」
「ゆき!!」
「パパ大好き……こんな奥さんでごめんなさい」
「俺も大好きだよ、ゆきは最高の奥さんだよ!!」
飲食店の個室で、夫でもない恋人でもない男にフェラチオ奉仕する最高の妻――。

「パパ、ゆきのことめちゃくちゃにしてくれてありがとう」
「めちゃくちゃにできたかな。嬉しいけどZには負けるよ」
「ううん、パパのエッチのほうが気持ちいいもん。ゆきはパパとのエッチが一番好き!」

Zにも以前「半分冗談、半分本気」で同じことを言っていたことを思い出す。
切なくも幸せな気分に包まれながら、私たちはセックスの余韻に浸り、抱きしめあった。


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