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冬の公園で
【ロリ 官能小説】

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冬休み近い昼下がり-1


 私、れあなはs学四年生でした。
 
 そのころパパがお勤めをやめて、ママやお友達と始めた商売がまだ軌道に乗れず、私はママに頼まれてよく一人で金融会社に行きました。

 利息を払うのがやっとだったのです。
 パパやママが行くと、それだけじゃすまないから まだ小さな私がお金を持っていってたのです。

 学校から早く帰れた日、私は前から預かってたお金を持って、バスと電車でもって街の真ん中にある金融会社に行きます。
 個人経営みたいで、小さな雑居ビルの中にありました。

 「これだけ納めさせていただきます。」私がそう言ってお金を入れた封筒を出すと、向こうの女のひとは(たぶん額が少ないから)困った顔をして受け取って、領収書を書いてくれるのでした。

 でも、私はそれがイヤじゃありませんでした。
 交通費、ってことで千円が添えられてたのです。
 行きは営業時間のこともあって、バスと電車で急ぐのですが 帰りはそんな必要がなかったので、6kmほどあるお家までの道のりを歩いていったのです。
 そうすると……残りのお金がみんな私のモノになったのです。

 パパやママに、おこづかいをねだるのが気がひける私にとって、これはステキな臨時収入だったのです。

  ━━○━━

 冬休みが近くなったころ、私は金融会社からお家までてくてく歩いていました。

 途中、住宅街の中にある小さな公園に立ちよりました。
 枯れ葉が かすかな風でもカサカサと音をたてて転がっていく公園は、寒いせいか人影がほとんどありません。
 この公園が、私の長い帰り道の中継地点なのです。
 春のころは桜が咲いて、夏場はセミが鳴きまくって、秋は紅葉が空をおおう……私は少し歩くペースを遅くして、(今日もここまで戻ってきた!)なんて思うのでした。

 私は公衆トイレに入りました。ここの洗面台でお水を飲むのが私の「ならわし」なんです。
 夏場は本当にここで水分補給しないとお家までもたないほどでしたが、今の時期は風に渇いたのどを湿らせようとしただけだったのです。

 「こら、キミ。」私の後ろで声がしました。びっくりして顔をあげると、ネクタイをしてない背広姿のオジサンが立っていました。オジサンは続けて言いました。
 「そんな汚いところの水を飲んじゃダメ。ちょっとこっちへいらっしゃい。」

 オジサンは私を追いたてるように、公園の別の出入口に連れていきました。
 


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