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虐められたくなくて
【学園物 官能小説】

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私を守れるのは私だけ-2

二学期になって、間もないころのある日。
私は早い時間に学校に行って、校内の気になるところをチェックしていた。
校内の片隅の目立たないところに、何か「穏やかでないもの」が隠されていないか、「委員長の役目」だとは思いながらも もともと自分の好奇心だった。

校舎の端っこを歩いていると、朝の練習を終えたところらしい 某沢クンに出くわした。
(あっ……)
と思ったとたん、
「ちょっと、こっちへ来い。」
某沢クンのその言葉で、私は学校の敷地のハズレに近い 電気設備の小さな建物のワキに連れていかれた。

「…………見せろよ。」
「……えっ?」
「オシッコ、してる所 見せろよ。」
「は、はいっ!」

私は建物の出入口にある 低い階段にのぼると、制服のスカートをめくって下着をずらし、しゃがみこんだ。
某沢クンは、カエルのように地面に這いつくばって 私の方を見ている。私はすぐに、オシッコを放ちはじめた。

オシッコを放ち始めてから、私は「何やってしまったんだ」と思った。
「─イヤ!」と言えば、意外と彼も強要しなかったかも知れない。だけどヘタな事言って、彼に「いじめ」のきっかけを与えたくなかった。
それだけの理由で私は、彼の目の前でオシッコをしてしまったんだ。

ジョ───ッ ジョロジョロ──ッ……

なかなか止まらない。早く出しきって逃げようとしてるのに。

と、思って顔をあげると某沢クンは もういなかった。
「何よ、アイツ…… 私ひとり ここでオシッコしてる所誰かに見られたらバカ丸出しでしょ……」

その日の夜、私はお風呂に鏡を持ちこんで しゃがんでオシッコをする姿を映してみた。
(こんな場所からオシッコが出てくるなんて、私 初めて見た……)
自分でも見たことのない姿を、某沢クンに見られたんだ。

  ○

しばらく私は、某沢クンに近寄ることを避けた。
もちろん委員長って立場だから、必要最小限 話しなければならなかったけど。

あの出来事からひと月半ほどしたある日。
授業が終わったあと委員長たちの会合が開かれて 長い時間話し合った。
会合が終わって、カバンを持って帰ろうとして廊下を歩いてた私を、
「おい!」
格闘着姿の某沢クンが呼び止めた。「ちょっと、こっちへ来て。」

私が連れていかれたのは、運動部員専用のシャワー室だった。某沢クンはカードキーでドアを開けると、私を中に導いた。

シャワー室は広くて明るいけど静まっていた。
某沢クンは、何も言わずに格闘着をサッと脱ぎはじめた。
私の目の前で、某沢クンは真っ裸になってしまった。
(意外…… そんなに派手な筋肉してない……)

「カバン置いて、こっちへ来て。」
某沢クンは「個室」のカーテンを開くと、壁にもたれて床に座りこんだ。そして私に、
「早く、早く! 俺にオシッコかけて!」と 小さいながら強い口調で言った。

(ヘンタイだ…… この人、本物の変態なんだ……)

私は下着と靴下を脱いで、某沢クンの身体をまたいだ。
彼はしっかりと目を開いて私を見上げてる。

私はそんな彼にイラついてきた。
(何よ 私、アンタの言うこと聞くのは、アンタにいじめられたくないだけだからね。)

私は某沢クンの身体に、遠慮なしにオシッコをかけた。
オシッコは胸のあたりにびちゃびちゃ音をたてて当たり、彼は目を半開きにしてオシッコを浴びている。

今日もオシッコがなかなか止まらない。
彼の身体が火照っているせいか、オシッコのニオイがたちのぼってきた。

オシッコが止まったら、某沢クンは目を閉じてうっとりしていた。
(もう、いいよね。私、用事ないよね。)

私が後ろ向きに歩いて、個室から出ようとした時だった。

「キャッ!」
「ウウッ……!」




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