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「そのチョコを食べ終わる頃には」
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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『第2章 その秘密の出来事は』-13

「で、遼は知ってるって? 剛兄と、その実習生だった利恵さんが夫婦で、息子さんと一緒にこの町にいるっていうこと」
 海晴はじっと亜紀の目を見た。
「はい。つい最近知ったって言ってました。こないだ利恵先生と再会して聞いたらしいです。坊ちゃんの遙生くんは南中の剣道部にいて、遼も毎週会ってます。あたしも何度か部活のイベントとか試合とかのお手伝いで参加した時会ったことがあるんです。明るくて元気な少年。遼に顔や仕草がよく似ててとても他人とは思えない」亜紀は笑った。
「そう! 遼は遙生くんと仲良しなんだ」
「遼は遙生くんに慕われてて、遼もとっても可愛がってあげてるみたい」
 海晴はにこにこ笑いながら身を乗り出した。
「まるで息子のように?」
「どうしたんです? 嬉しそうに」
「ううん。なんでもない」
 丁度ランチのサラダが運ばれてきた。
「そうそう、その剛兄も、遼にそっくりなのよ」海晴が言った。
 サラダのフォークを取り上げたまま、亜紀が顔を上げた。
「だから遙生くんも遼に似てるんですね。なるほど」
「会えばわかる。柔道やってたから剛兄の方がガタイはいいけどね、遼が太るか剛兄が痩せるかしたらもうそっくり。兄弟もかくやというぐらい似てる。ちっちゃい頃二人で遊んでると、ほぼ100%言われた、仲の良い兄弟ですね、って」
「そうなんだ……じゃあ無理もないかも」
「ん? どうかした?」
 海晴は口からはみ出していたレタスを指で押し込みながら訊いた。
「海晴義姉さんには本当のことをお伝えしなきゃ」
「本当のこと?」
「はい。実は遼にとってお義姉さんは初体験の相手じゃなかったってこと」
 海晴はひょいと肩をすくめた。「知ってるよ」
「えっ?」
「その利恵先生なんだよね」
「ご存じだったんですか。なんだ……」
 亜紀は拍子抜けしたように眉尻を下げて、フォークでミニトマトを皿の上で転がした。
「じゃあ、遼と利恵さんが実習期間中何度も繋がり合ったことも?」
 海晴は頷いた。「高一男子だから我慢できないわよね。エッチさせてくれる女の人が目の前にいれば、身体の欲求に任せて何度でも抱きたくなるでしょうしね。」
「遼って結構肉食だったんですね……でも、彼は利恵さんと最後に抱き合った時に、その剛さんと結婚の約束をしていることを聞いて、ショックを受けてたみたいです」
 海晴は、フォークではどうしても取れなかったガラスの皿の底に張り付いたレタスのかけらを指でつまんで口に入れながら言った。
「でしょうねえ。さすがに何度も抱いた女が他のオトコのものだったってわかっちゃったら引くわよねえ。しっかし、」海晴は身を乗り出し、小声で続けた。「考えてみたら遼の女性遍歴ってすごいよね」
「確かに」
「高一の初体験が教育実習の先生で、ほぼ同時に実の姉と三日連続で」
 亜紀は手に持ったフォークを止め、思わず顔を上げた。
「ええっ?! 三日連続? お義姉さんとは一度きりじゃなかったんですか? それは初耳」
「しまった!」
 海晴は思わず口を押さえた。
「ぎらぎらしてたんですねえ、当時の遼」
「ごめんね、遼から聞いてたのかと思ってた」
「全然平気です。ちょっとびっくりしちゃったけど」
「今はあんな風に紳士面してるけどね、そんな過去を知ったら引かれちゃうよ、絶対。亜紀ちゃんもその事実を知らなくてよかったね」
 笑い合う二人の前にメインディッシュのパスタが置かれた。
「そうそう、あたしからも遼の妻である亜紀ちゃんに教えとかなきゃいけないことがあるんだ」
「え?」
 亜紀はタバスコの瓶をテーブルに置き直して、海晴の顔を見た。
「実はね、遼が利恵先生とその時何度もエッチしたことで、」


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