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HeartFull・Love
【コメディ 恋愛小説】

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HeartFull・Love-2

そうして、5、6時間目も終了し、各自、部活をするなり、帰るなりしていった。
「あ〜。緊張する〜!!死ぬぅ……。」
「いや!なんとかなる!!女ってそんな物だよ!!」
……どんなもんだよ…。
心の中で突っ込みながら、私は暁君を好きになった時のことを思い出していた。


それは、入学式の時。親友の瀬里奈とも、まだ喋ったことは無く、中学時代の友達も全員、違う高校に行っちゃった。…まぁ、それぞれ進路があるからね。しょうがない。
で、私は右も左も分からず、右往左往してた。そんな時、声をかけてくれたのが、暁君だった。
「どったの?あ、俺同じクラスの桜谷暁。よろしく♪」
「え…?私は綾瀬里紗。よろしく。道に迷っちゃって…、クラスはどこに…?」
ほっ…ちょっと安心した…。…にしても、美形ですねぇ…。
「クラス??君の目の前にあるよ(笑)。」「えぇッッ!?ホントだ!!恥ずかしい…。」
「ははっ(笑)可愛いねぇ♪」
ボッ…一気に顔真っ赤。こんなときは…
1…逃げる(全力)
2…逃げる(余力を残す)
3…平然を装って教室直行。
4…死んだふり。
……死んだふりって…馬鹿か作者は。
演技力が私には無い。3ムリ♪となると…、この後は、学園探検があるから…1はムリか…。よし2だ!!
そう判断した私は、「ありがとッ!じゃあ!」と言って、(余力を残して)逃げた。

「は〜。恥ずかしかったぁ。」
「お?偶然。俺、隣だからね〜♪」
…ん…?誰だ?……暁くんか…。
…暁?…!!!ええっ!!」
「あっ……よ、よろしく…。」
こうした出来事がきっかけになり、私は暁君のことを気にかけていきました。
分からない勉強は教えてくれるし、いろいろ細かい優しさを感じ、だんだん…好きになっていった…。


「さぁ??里紗!!」
「ほぇ??」
「なぁに考えてんのよぉ??白目むいて口開けっ放しで舌出しっぱなしだったわよぉ??グロテスクったら限りないわ…。」
「え!!??私そんな顔してたの??最悪……」
「嘘だよぉ。そんな世紀末みたいな顔して、考えてたらジェイソンもビックリして逃げ出すよぉ♪♪」
……よし…こいつ殺そうかな…。どんなことしてやろうかなぁ…♪楽しみだぁ…♪はははぁ(笑
危険を察知したのか、瀬里奈は教室の物陰にダッシュで走って行った。
「あ、あッッ!!来たよ!暁君!」
咄嗟に私は殺気を納め、代わりに愛情フェロモンをバラまいた。
……なんでこんなことが出来るのかは、聞かないで♪♪
「何の用だぁぁ?」
「あッッ……あの…付き合ってくれませんか!?」
言った!!よし!偉いぞ私!あとでチョコプレゼントやぁ!
「マジ……?」
「超マジ!!!」
「俺も好きです!!喜んでOK!!」
……嬉しい。この一言に尽きる。あ……、泣くわ…。
「はっ…ふぇぇ……」
「え!!何、何か悪いことした!?」
「………嬉しい。…よろしくッッ!!暁!」「お…おぉ!!よろしくッッ!里紗♪♪」


「なによぉ!!Happyじゃない二人ともぉ!!私も欲〜し〜い!!」
……聞こえない♪♪
「帰ろっか!!♪」
「……お、おぅ…!!」


「ちょっと!待ってよぉ!!里紗だけずーるーいー!!」

こうして、私は暁と付き合うことになりました♪♪ああぁ…明日から楽しみだぁ♪


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