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sex robot
【OL/お姉さん 官能小説】

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1-10

麗子が入社してから、この品質開発部に所属されてもう7年になる。


そして彼女が新人だった頃から、ずっと自分の教育係として指導してくれたのが、この河野という男であった。


スポーツマンのような爽やかな容姿で、なおかつ親切に指導してくれる頼りになる先輩。


そんな河野に、恋人と別れたばかりの麗子が惹かれるのは自然なことであった。


人目を惹くほどの美女と、爽やかなサラリーマン。


恋愛ドラマなんかではすぐさま恋人に発展しそうな二人だったが、それは実現することはなかった。


なぜお似合いの二人が恋人同士にならなかったか、その答えは単純だ。


河野には、結婚を前提に付き合っている恋人がいたからである。


会社の飲み会帰りに彼を迎えに来た恋人を、麗子は一度だけ見かけた事がある。


麗子のような派手な美人とは対照的な、地味な女性。


しかしよく見れば、顔立ちは整っていて、小柄で華奢なスタイルは男好きのする、そんな人だった。


散々女遊びを繰り返す男が、最終的に選ぶ女。まさに彼女はそんなタイプであった。


だからといって、河野が遊び人というわけでは決してない。


事実、麗子と二人で外回りをしても、泊りがけの出張に出かけても、河野は決して一線を超えるような真似はせず、あくまでも仕事仲間として、麗子に接して来た。


麗子ほどのいい女なら、隙あらば口説こうとする男はわんさかいる。


だが、河野がそれをしなかったのは、麗子に魅力がなかったわけではなく、単純に彼の瞳には恋人しか映っていなかっただけなのだ。




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