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官能小説へのこだわり
【その他 官能小説】

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世相を切る-1

 折原が多田に再会してから1年を過ぎた頃、多田は旧友からの紹介で田舎暮らしを始めることとなった。
山間の集落は限界集落と言われる過疎が進んでいた。
十年前には500戸ぐらいあったこの村も合併後はわずか200戸足らずとなり多田が移り住んだ集落は15戸余りとなり、昔あった小学校はすでに廃校、今は狭いグランドだけは年寄りの憩いの場になっていた。
 折原はそんな多田を三度訪問して多田の心境をルポすることとなった。
市営のマイクロバスで降り立つとバス停から細いつり橋を渡った坂の脇に家はあった。
築100年もなるだろうかトタン屋根の木造家には煙突があり微かな煙が立ちのぼっていた。
玄関の戸口から声をかけると多田は手拭いで頬被りした顔を見せた。
「お元気そうで、また多田さんを追いかけてきました」
折原は満面な笑みを浮かべて手土産を差し出した。
「あんた益々色っぽくなったな・・・俺に抱かれたせいか ハハハ」
多田も折原の再会を喜んでいた。
「まあ上がれ、こんな田舎暮らしも悪いもんではないぞ」
煤で真っ黒になった柱や梁、天井、未だに囲炉裏があり多田はそこで薪を燃やし天井から吊るした薬缶に湯を沸かしているのである。
「へえ〜多田さんこんな暮らし気に入ってるのですか」
折原には多田がこんな辺鄙な生活には馴染むとは思いもよらなかった。
「あんた田舎暮らしは意外と面白いぞ、俺も子供の頃は田舎だった、正月は親爺が飼っていた鶏をつぶして上手に裁き、鶏がらスープや茶わん蒸しの材料などに使ってな、貧しいながらも家族みんなが祝ったものだ、下着も服もその正月に新調して一年を過ごすんだ。雪深い里ではそり遊びやかまくら作り、おもろかったぞ」
「そうなんですか」
「今の子供たちはある意味不幸じゃな、出来合いのゲームでしか遊べない、大人も一緒じゃ、ポケモンGOというのか、あのようなモノにうつつをぬかして馬鹿じゃないかと俺は思う」
「なかなか手厳しいですね、旦那もやってますよ・・」
「セックスはどうじゃ・・・」
「そうですね、ゲーム程ではないですけど」
「お前の旦那馬鹿か、熟れ頃のいい女がそばにいてあんたよりゲームか」
「まあ、お口の悪い事」
「俺はなもっとセックスをして子供を増やせと言いたいんだ、このままじゃあ人類滅亡するぞ」
「多田さん子供育てるにもお金がかかるんですよ、保育所もなかなか無いし」
「金がいるんだったら会社に出させろ、交渉しろ、黙っていたらケツの毛まで毟られるぞ」
多田は半ば本気で説教じみた口調で言った。
「今日は俺の家に泊っていくのか、この辺に旅館はねえぞ」
折原も明日は土曜で会社は休み、半分は多田の好意を期待しての訪問だったので嬉しかった。
 
 11月に入ると夕方は冷え込む、かといって暖房も薪ストーブ一つと炉端の日だけである。
「おい姉さん台所にある野菜をきざんでくれや、お前さんの為に今夜は獅子鍋と行くか」
炉端につるした鍋に味噌で煮込まれる猪肉は寒い地方では重宝である、重蔵は折原にと猪鍋をふるまうのであった。

「どうだ旨いだろう、お前さんの身体もそのうちに火照りだして旨くなるぞ」
「いやだ多田さん・・助平ね」
「俺は男だ、あたりまえじゃ、俺も連れ合いを亡くして淋しくしておった、そこへお前さんじゃ」
「今夜は襲われますか」
「人妻じゃ無理とは言わん、お前さん次第じゃが・・・イノシシ年じゃ突撃すらかもな」
多田のマムシ焼酎と猪鍋はオナゴもその気にさせると自信満々であった。

「さあ喰え旨いぞ」
多田はどんぶりにしゃもじで一杯よそった。
「いただきます・・・」
折原は腹を空かせていたせいか食がすすんだ。
「どうだマムシ焼酎も呑めや体が火照るぞ」
「ハイ覚悟していただきます」
確かに暫くすると身体がぽかぽかと火照り額から汗を流した。
「お前さんの顔もいい顔じゃ、眠くなったら俺の横で寝ろ、老いたイノシシが仕掛けるからな」

「そうですか、私はかよわい羊年なんですけど」
「ええじゃねえか、羊の毛皮ひん剥いて角で突きまくろうかヘヘへ」
折原は夫にない野生的な多田の振る舞いにある意味新鮮さを感じていた、そして夫とは暫く夜の営みも途絶えていたのだった。

 「オイ大丈夫か目がうつろになってるぞ」
折原は多田の声がぼんやりとしか聞こえない、体もぐったりとして力が入らなくなっていた。
「さあ俺のそばにこい」
多田は折原の腕を引き寄せた。
セーターの胸の膨らみ、紺のパンツから伺える尻周りの豊かさを見つめなっがら抱き寄せた。
「ええか・・・」
その言葉に折原はうなずいた。
多田はセーターの裾から手を潜り込ませブラジャーの隙間から差し込んで乳房を弄り始めた。
「ぁぁぁ・・・・」
「相変わらずいいオッパイじゃねえか、乳首を咥えさせてくれや」
折原は自らセーターを脱ぎブラも外した。
「ありがてえ吸わせてもらうぞ」
白くなった無精ひげが乳房をチクチク刺激してくるが赤子のように吸い付いてくる多田のが可愛くもみえた。

「どうじゃ、体も火照ってきてそろそろ準備はできてるか」
「多田さんこそ準備はいいかしら」
「俺か・・・見てみるか」
重蔵は褌からマラを取り出して折原に見せた。
「まあ凄い・・」
黒光りする野生帯びたマラはまさに猪である。
折原はパンツを脱いで毛布で肢体を覆った。
重蔵の目が血走ったかと思うと毛布を手荒に剥ぎ取ると、折原の下着を引き裂いた。
白い巨尻の割れ目に重蔵は舌を延ばした。
 ベロべろべろ・・・ベロべろべろ
「ああ〜ああああ」
溢れ出る淫らな汁が重蔵の舌に流れ込むと喉を鳴らして吸い上げた。
「行くぞ」
重蔵は力任せに折原の腰にしがみつくと背後からマラを突きさすのだった。








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