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ティンクティンク
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ティンクティンク-3

目を開けると真っ暗な世界。
戻れなくなったと思い不安が過る。
が、信じることが夢の活力でもあるというペリプリの言葉を思い出し、
「戻れる!!」と強く念じてみた。
視界が明るく開けていく中、眼下に霧に包まれた島を見つけた。
ネバーランド?
考える間もなく、夢から引き戻されて現実へ帰った。
ノックをして押し入れを開ける。
ペリプリはまだスヤスヤ眠っていた。
半ば強引に起こしてさっきの話をした。
僕の推理では
自分と誰かの夢の通路にネバーランドに行ける道があるのではないかという結論に達した。
それは刹那的なものだから、なかなか常人がネバーランドへ辿り着けないと思う。
深くうなづきながらペリプリは何かを思い出したように小さな可愛い目が輝いた。
「そうだったわ。小さな夢の架け橋を通っていけば、ネバーランドに行けるんだった・」
僕の推理てはちょっと違っていたようだったけど、誰の夢の中にも架け橋があるらしく、そこを渡たるとネバーランドに行けるみたいだった。
今夜ネバーランドに行ってみましょう。とペリプリは言う。
学校で佐々木に伝えて夜決行することにした。
そして今夜からこんな奇想天外な冒険が始まることを僕は想像もしてなかった。


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