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祭りの日の儀式
【若奥さん 官能小説】

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堀内家の場合-1

「じゃあ、次は俺がいかせてもらいます」
 透が、二番手に手を挙げた。
「もう、緊張しちゃって、早めに楽になりたいっス」
「おまけは後からってしたいところだけど、透もそっち側になっちゃてるんだから、仕方ないか。次、透でいい?」
 MC役の奈々子が、臣吾と大信に同意を求めた。
「俺は、かまわないよ。できれば、うちは最後にして欲しいと思ってるんだけど」
 緊張の度合いが更に増してきていることが、アリアリとわかる百合子。
「ってことは、俺が3番目ね」
 臣吾も了解した。

「ではあらためて、うちの話をします。俺は、皆さんと違って、そんなことは何にも気にせず、ご先祖様から言われたことをそのままやらせてもらってます」
 やや天然の入った透らしい受け止め方だ。
「逆に、初めて見た時は、こんなことが遠慮せずに出来るのかーって思って、ご先祖様アザーッスって言いました」
 この発言に、この場にいる皆が笑った。百合子を除いては。
 エロい話しながら、他人の家のナイトライフを耳にしてしまう訳で、プライバシーの問題があったり、なかなか難しい環境で、それぞれに緊張感を持っていた。
 そこに来て、この能天気な男の、彼らしい発言に、場は和んだ。
 だが、これから開けっ広げに性生活を暴露すると宣言した大信の妻百合子だけは、その呪縛を解かれている訳ではなかった。

「おしっこっス」
 たったこれだけの言葉だったが、またもや衝撃が走った。
 アナルは、それなりに市民権を得ているプレイかもしれないが、さすがに聖水プレイとなると、一気にアブノーマル度は上がる。
「おしっこって言っても、それだけじゃあ抽象的過ぎてわかんないわよ。そこら辺は、も少し具体的に言って欲しいよねぇ」
 奈々子は、興味津々で、最低限どのようなプレイなのか、具体的な発言を求めた。
「悟だって、少しは踏み込んだ内容を話しているんだから、皆もそのぐらいはさ。どう?大ちゃんは・・・・・・晒す気満々だけれど」
「ちょ、ちょっと奈々子さんはせっかちなんだから。俺も、包み隠さずとは言えないっスけど。ある程度は話してもいいよって、優香にOKもらったんスから」
 そう言って、透は、Okというスタンプが貼られた、ラインを見せた。
「俺の場合は、まだしてないってのもあるし、言い出しっぺでもあるから、それなりの内容は話すつもりでいるよ。みなみにもそれは話してあるし」
 臣吾は、この場に来るイコール晒すってことになるとは、ハナッから覚悟していたことだ。
「OKOK。じゃあ、透続けて」
 奈々子は、透の発言を促した。

「おしっこって言っても、色々あると思うんスけど。うちは、ぶっかけメインっスね。俺がかける側で、優香がかけられる側」
 透は軽く言ったが、その内容は、元村家のアナルプレイより、一層ハードなプレイだった。
 しかも、あの気の強いイケイケ系の優香が、普段は尻に敷いている透の汚尿をかけられているのだ。
「おしっこ・・・・・・ねぇ。そりゃまたスケベなことを」
 奈々子はニヤニヤと笑った。
「うちは、じぃちゃんが早くに亡くなっているから、ばぁちゃんがその言い伝えを聞いていて、俺が高校に入った時には、その巻物って言うか、それのありかを教えてくれたんス。結婚したらば、そこに行って探しなさいって」
「じゃあ、最近なんだ。その存在を知ったのは」
 悟が聞いた。
「そうなんスよ。ばぁちゃんが、怖い顔して言ったもんだから、それは守ってたんス。で、去年結婚した時、探し当てて、中身を見たら、最初は良く分からなかったんで、優香に見せたんスよ。そしたら、ギャハハハって笑って、これ変態じゃんって」
 優香らしい反応だ。優香を良く知る人間は、その光景が頭に浮かぶことだろう。
「優香らしいね」
 奈々子も笑った。
「でもその顔が何だかいやらしい笑いっていうか、どことなくニヤついているっていうか」
 そのことを思い起こしながら、透は続けた。
「それまでも、それなりのSEXはしてたんスけど。ノリがいいっていうのか、好奇心旺盛とっていうのか、少し変態っぽいことでも、進んでやってくれるのがあいつの性格なんスけど。さすがにこのレベルはマズいかなぁと思ったんスけどね。軽〜くやってみた〜いってなって」
 少し照れたように話す透。
 自分たちの性生活の一端を、皆に晒していることが、思った以上に恥ずかしいものであることを理解したようだ。

「初めての時は、超緊張したんスよ。そのことを知ったすぐ後のSEXでやったんスけど、普通のエッチをしてたら、なんか出そうになって、それを伝えると、じゃあやろうよみたいな感じで。そのまま風呂場に行って、チンポを優香の前に差し出したんス。そしたら、あの優香でも緊張した顔で、ちょっと震えている様にも見えて」
 お転婆娘の優香でも、屈辱的な小便シャワーには、いつもの強気な自分ではいられなかったということか。
「アブノーマルなことに、ゾクゾクしてたんじゃないの!?優香的には」
 奈々子は、まったく別の見解を示した。
「SEXの時には、いつもの強気な優香ではない一面を見せてるんでしょ。ベッドの上では、いつもとは真逆になるってことは珍しいことじゃないよ。逆に、おとなしい子が、ドSになるってこともあるし」
 経験、知識共に豊富な奈々子が解説した。

「そうなんスよねー。おしっこが、顔の真ん中にかかった瞬間、ハァゥっていやらしい声を出したんで、こっちがビックリしたんスから」
 どうやら優香がM体質であることは、間違いないようだ。
「最初はビックリしたように、受け止めてくれてたんスけど、少しすると、オッパイにかけてぇ、とか、も一回顔にしてぇとか、けっこう興奮しながら浴びてました」


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