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魔へと溺れユく女タチ
【ファンタジー 官能小説】

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エリザ・ヴィーリス-5

「gkuagkdakjfg!」

「あひ、あぁんっ!イクゥッ!!!」

「んくっ・・・んふっ・・・!」



エリカとゴブリンがイクのと同時にあたしもイキ果てた。
少し感情が落ち着いて、なんでこんな事をしているんだろうと自問自答する。

周囲がセックスをしているのを見ていると、どんどんあたしもイヤらしい気分になってきて・・・。
それでいて、部屋中に漂う甘くも鈍く鼻奥に広がる香りに身が溶けていくような感覚にも陥っている。



(きっとイヤらしい気分にさせて女の人を狂わせる香りなんだ・・・)



そうでなければこんな状況はあり得ない。
人が魔物に魅了され、本気でセックスしているなんてあり得ない・・・!



「kuagugfkea・・・」

「あ・・・んっ・・・」



エリカの秘部からゴブリンの肉棒が引き抜かれ、一緒に白い液体が出てくる。
それはエリカの愛液ではなく、ゴブリンの精液だと・・・初めて見るあたしでも分かった。

そして自分の秘部から精液が流れる光景をエリカはとても嬉しく愛おしそうに見つめている。
女の喜び・・・いや、雌の喜びに満ちた表情だ。

ゴクリ、とあたしの喉が鳴る。
何故喉が鳴るのだろう。
あたしは男に興味がない。
ましてや魔物なんてもってのほかだ。

それなのにエリカの雌の喜びに満ちた表情を見ていると何故か・・・羨ましいと思ってしまったのだ。
あたしやシャリィでは経験した事もないような恍惚として表情。
そんな表情ができるなんて考えた事もなかった・・・!



「はぁ・・・はぁっ・・・」



身体がどんどん熱くなってくる。
整った呼吸ができず、たくさん走った後のように荒い呼吸をしてしまう。
荒い呼吸と同時にこの部屋に漂う香りが更にあたしの中に満ちていくようで。

気がつけば体中が汗だく。
秘部も今まで見た事ないほどに濡れてしまっていた。



「aahlidahfueg・・・」

「あ・・・」



ゴブリンがゆっくりとあたしの元へと歩み寄ってくる。
魔物なんて本来は理性もなく暴れるだけだというのに、目の前のゴブリンはあたしを怖がらせないためかゆったりとした歩調だった。

けれどその一方でゴブリンの肉棒は主張を強くしており、エリカの膣に精液を出したばかりだというのに力強くいきり立っている。

肉棒は全体的にエリカの愛液でテカテカと濡れている。
けれど先っぽの膨らんだ場所からは精液の残りがトロッと垂れていて。

ゴブリンの肉棒にあたしは目が離せず、まじまじと観察してしまった。
そしてまた・・・あたしの喉はゴクリ、と唾を飲む音がする。

あたしは・・・ゴブリンの肉棒に魅了されているのだろうか。
どうして。なんで。イヤだ。イヤなはずなのに。




「エリザさん。我慢しなくていいんだよ?」

「で、でも・・・」

「この部屋じゃ仕方ないよ。皆肉欲に溺れてしまうの。ゴブリン様もオーク様も激しいけど、優しいから遠慮せず身体も心も委ねていいんだよ?」



ゴブリンがあたしの目の前にやってきた。
無理矢理襲う事などはせずゆっくりと肉棒をあたしの目の前に差し出す。

精液のナマ臭さや、ゴブリン特有の何かが腐ったような体臭が鼻を通して身体に染み渡る。
とても臭く、拒否反応がでるほどの悪臭なはずなのに・・・この匂いに支配される感覚がとても心地よくてたまらない。

ずっと部屋に満ちている独特な香りのせいで、あたしの身体は匂いに支配される事を喜ぶように仕込まれているかのようだった。




「エリザさん。この部屋の・・・この城にいる女性はみーんな魔物様に支配されるの。それは抗えなくて、けども心地良い。エリザさんも快楽に溺れたとしても仕方ないんだよ?」

「快楽に溺れても、仕方ない・・・」



エリカは状況に流されても仕方ない、仕方ないと何度も繰り返す。
その言葉はとても甘い蜜のようにあたしの心に染みこんでくる。
心の逃げ道になるような言葉を繰り返すなんてズルい、と思う一方で流されても良いんだと安堵している自分もいた。



「あむっ・・・」

「aguksaufe・・・」



気がつけばあたしはゴブリンの肉棒を口で咥えていた。
苦く、不味く、生臭く、とても酷い味だというのに・・・癖になりそうな感覚だった。

自分ではない何かが自分の中に入ってくるだけで、あたしが自分でない何かに染め上げられていくようで。
それを悪くない。むしろ心躍る嬉しい気分になっていくようだった。

こんな気持ち、シャリィと一緒にエッチしているだけでは味わえなかった感覚だ。


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