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ハツミ
【OL/お姉さん 官能小説】

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ハツミ 〜3rd story〜-3

―もう止まらない。―

私は首と肩を捻り、トモキの唇を求めた。
舌と舌を深く絡ませ、口内を隅々まで探る。
そして捻らせていた体を完全にトモキへと向きなおらせると、彼の首に腕を回し、彼の肌と私の肌をより密着させるように引き寄せた。
「ハツミ、大胆…。」
唇の合間から息を吐きつつ、トモキが言った。
不意に、秘所にあった彼の手が私の腰と首へと回り、私の体は突然の浮遊感に襲われた。
腰と首に回された彼の腕が私の体を支え、私の体はバスタブに張られた湯に浮いているかの様だった。
「体、熱いね。あがろうか。」
そう言ったトモキはそのまま私を抱き上げるとバスルームを後にした。
確かに少しのぼせてしまったかも知れない。
ただそれは、長い時間バスタブにつかっていたせいというよりは、トモキから与えられた熱りのせいと言った方が正しい。

トモキは私をベッドへと横たえるとタオルを全身にくまなく滑らせた。
「大丈夫??長湯させすぎちゃったね。」
そう言ったトモキは少し笑いを堪え、はにかむ様な表情をしていた。
『少し酔ってたせいかも知れないわ。』
私は熱りの原因をトモキと共に空けたワインのせいにした。
「ほんと?」
トモキの表情は笑みを増した。
『本当。』
「クスッ、わかった。そぉゆぅ事にしておきましょうか!」
いよいよトモキの表情が笑顔になったかと思うと、トモキは私を抱きしめるようにして隣へと寝そべる。
「でも、酔いが醒めても体の熱はとれないんじゃない??」
そして私の体へ指を滑らせた。
「こんなに熱くなってる。」
トモキの言う事に間違いはなかった。
私の体の熱りはワインによるものでも無ければ、酔いが醒めれば消える訳でもない。
これは最初に熱りを感じた時から変わらない。この熱りを鎮める事が出来るのはトモキだけ。
『どうやったら冷めるか知ってる?』
私はトモキに微笑んだ。
「知ってるよ、俺も全然冷めないんだ。心も体も、ハツミを求めてる。」
素直に嬉しく思える言葉だった。
トモキはゆっくりと、けれども確実に私へと気持ちを伝えようとしてくれている、そう感じる事が出来た。
それに言葉だけではなく、トモキの表情や動作の1つ1つから彼の気持ちが伝わってくるかの様だった。
『トモキ…。』
私がトモキを呼ぶと、彼は私を抱き寄せた。
「ハツミ…。」
私を呼び返した彼は、私の頭にそっと掌をあて、髪を撫でた。
そしてその髪に唇を寄せ、掌を胸の膨らみへと滑らせた。
『んっ。』
胸から全身へと広がる痺のような快感に、私は瞳を閉じた。
それと同時にトモキは私の唇に唇を寄せ、優しいキスをする。
「ハツミ。」
何度も何度も私の名を呼ぶ愛しい声。
私がうっすらと瞼を開くと、トモキの真剣な表情が瞳に映った。
その眼差しは私を真っ直ぐに見つめ、私の心を見透かそうとしているかの様にも思えた。

―トモキ…、私の心にもう迷いはいないわ。
願わくば、あなたの心も………―


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