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耀子
【SM 官能小説】

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耀子-6

 「しかし美しい夢のようなセックスでは書いてもポルノにならないんだ。汚らしいもの、荒々しいもの、気持ち悪いもの、要するに健全な人なら眉を顰めてしまうようなセックスでないとポルノにならない。これは弁解ではないよ。本当のことだ」
 「でも御自分でもしたいから頭に浮かぶんだとさっき仰ったじゃないですか」
 「そうだ、仰った」
 「つまり先生のセックスの好みがそのまま書かれている訳ですよね」
 「もう、その話はやめにしようや。飲む席で仕事の話をしたくはない」
 「御免なさい」
 「いや、いいんだ」
 「でも先生。私告白しちゃいますけど、ビデオ見ながらオナったことはあるけど、小説読みながらオナったのは生まれて初めての経験でしたよ」
 「ほう」
 「感じちゃいました」
 「そんなに感じてくれたのか」
 「ええ。やっぱり、それでお金を稼いでいるだけのことはあるんだなって思いました」
 「女でもあんなのを読んで感じるのかね?」
 「感じますよ。女だって男と同じです」
 「そうか。それだったら僕の小説がもう少し売れてもう少し稼げてもいいと思うんだがね」
 「自分でお金出して買うというのは、やっぱり女性の場合抵抗が強いんですよ」
 「なるほど。偶々そこらに転がっているのを読むのなら恥ずかしくは無いんだな」
 「だからバイブを使って見たいけど、自分で買いに行くのは抵抗があるというのと同じですよ」
 「ほう。君はバイブを使ったことがあるのか?」
 「秘密です、と言うべきなんでしょうけど、今時バイブくらい誰でも使ってますよ」
 「弱冠18歳でバイブか」
 「弱冠18歳って、今は何歳で処女を失うか知ってます?」
 「まあ早い人は小学校高学年から中学生の頃、大半は高校生の時ということか?」
 「そうです」
 「要するに生理が来たらもう処女を失ってもおかしくはないということなんだな」
 「そうですね」
 「しかし後進国では生理がまだ来ないような幼女の性が売り物にされたりするんだから、そういう低年齢化は文明の進化とは言えないんだ」
 「別に文明の進化だなんて言ってません」
 「それで君はいくつで処女を失ったんだ?」
 「流石に作家ですね」
 「何が?」
 「話の流れに乗ってサラッと何気なくそんなことを聞いてくるんですね」
 「君は自分でバイブを使ったことくらいあると言ったのにいくつで処女を失ったかは言いたくないと言うのか?」
 「いえ。別に知られても構いません。私は遅くて16歳の時でした」
 「ちっとも遅くはないよ。君ね、20歳を過ぎて結婚する相手が見つかるまで処女だという人はまだ沢山いるだろうし、それを馬鹿にしようとは僕は思わないよ」
 「私だって別に馬鹿にしてはいませんよ。私は偶々16歳で処女を失ったけれども20過ぎで処女の人がいたって馬鹿みたいだなんて思いはしません」
 「そうか。それは健全でいいね。自分とは異なるものを認めるというのはなかなか偉いことだ」
 「先生は自分とは異なるものを認めないんですか?」
 「いや、誰でもそういう傾向があるという話さ」
 「そうですか?」
 「そう。また僕のポルノ小説に話が戻ってしまうんだけれども、僕が書くような変わったセックスね、ああいうのは、好きな人は好きなんだが、嫌いな人は単に嫌いだと思うだけではない。拒絶反応を示すんだ。そういうのが好きな人だっているだろうなどとは考えない。そういうのが好きな人は変態だと決め付ける」
 「そうかも知れませんね」


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