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亜美
【SM 官能小説】

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亜美-5

 「石井君は、何気なしにチューブに触ったんだよ。うんこが通るときどんな感じがするのかと思ったんだろうな。何とも見上げた記者魂だ。そうは思わんか?」
 「そうですね」
 「すると手で握ったところをうんこが通るときに、奇妙な感じがした」
 「奇妙な感じですか?」
 「まあ、実際はそれほどでもないんだろ。だけど、うんこが通っていくときは、少しチューブが膨らんで、あったかい物が動いていくわけだ。ゲッ、これがうんこだ、と思った瞬間、思わず手を引っ込めた」
 「はあ、なんとなく分かります」
 「だろ? だけど手が引っかかって、チューブが抜けちゃったんだよ。するとどうなると思う?」
 「どうなるんでしょう?」
 「悲劇と言うか喜劇と言うか、チューブが吹っ飛んだんだ。相当な圧力がたまってたんだろうな。それだけならいいけど、短いチューブがシュルシュルシュルっとねずみ花火みたいに回転しながら吹っ飛んだんだ。それで石井君は男女2人分の混ざり合ったうんこを、顔と言わず体と言わずたっぷり浴びてしまった」
 「ゲー」
 「石井君はどうしたと思う?」
 「どうしたんですか?」
 「あまりのことに呆然としてへたり込んでしまったらしい。セックスしていた男女が驚いて石井君を二人掛かりで風呂場に運んで洗ってやったらしい。その間石井君は赤ん坊のようにされるがままという状態だったそうだ。茫然自失って奴だな。それでその後暫くして正気を取り戻すとゲーゲーやりだしたっていう訳さ」
 「はー。石井さんは1人で取材していたんですか?」
 「いや、当時彼は新人だったから今の君と同じで赤尾君が一緒だったよ」
 「それじゃ赤尾さんにもうんこがかかったんですか?」
 「良くぞ聞いてくれました。それが赤尾君にはかからなかった。実に信じがたいような幸運と偶然が重なったんだ。赤尾君はチューブが外れたその瞬間には、その場を外していたんだよ」
 「それはまた幸運でしたね」
 「その男女は夫婦で、取材は彼らの自宅でやっていたんだ。そしたら玄関のチャイムが鳴ったんで初めは無視していた。ところがしつこく鳴っているんで彼らに代わって赤尾君が玄関に行ってみたんだ。だってチューブでケツを繋げた素っ裸の夫婦が出ていく訳にいかんだろ? するとその家の犬が隣の庭でうんこをしたっていうんで隣の人が文句を言いに来てたらしいんだ。犬は飼い主に似るって言うけど、うんこが好きな所まで似るんだな」
 「犬は別に好きでうんこした訳じゃないと思いますけど」
 「分からんぞそれは。いずれにしてもそんな訳で、赤尾君は飼い主夫婦の親戚を演じて『済みません』か何か言いながら、隣の人からネチネチ文句を聞かされていたんだ。これがしつこくて、謝ってるのになかなか許してくれずに赤尾君は閉口したらしい。何で人のうちに来てこんな文句聞かされなきゃいけないんだって、赤尾君は内心憤慨したけども喧嘩する訳にもいかないわな。あの気の強い赤尾君がひたすら低姿勢に謝ってた訳だ。だけどもそのお陰でうんこの被害に遭わなくて済んだんだよ。な? 実に幸運な偶然だろ? 言われのない文句を言われたけれども、うんこをかけられるよりはよっぽどマシだからな」
 「そうですね。それにしても、石井さんは大変な経験をしたんですね」
 「そう。誰かのうんこを体中に浴びるなんていうのだって滅多に経験出来るもんじゃないけど、2人分のうんこが混ざり合ったものを浴びるなんていうのは、言ってみればバキューム・カーから出てきた物を浴びたようなもんだ。これは相当のスカトロ・マニアだって経験してないことだと思うよ」
 「何だか考えただけで茫然自失しそうですね」
 「そうだろう。あいつが精神を病まずに今日生きてるってだけで奇跡みたいなもんさ」
 「恐ろしいことですね」
 「ああ、俺だったら死んでるね」
 「何だか僕は自信が無くなってきました」
 「いや、心配はいらない。あんなことは滅多にあることじゃないんだから。俺が此処に来てから3年になるが、あんなことはあれ1度きりだな」
 「はあ」
 「まあしかし、うんこの匂いくらいは慣れて貰わないとな」
 「それは毎日自分の匂いを嗅いでいますから」
 「それはそうだが、自分のと人のとは感覚的に全然違うんだよ」
 「それはそうでしょうね」
 「ああ、自分の奴は何と言うか良くぞ出てくれましたっていう一種の同志愛みたいな感情があって、臭くてもあんまり臭くないんだな。むしろ臭ければ、ああよくぞ出てくれました、すっきりしたと思う訳だ。だけど他人のうんこなんてのは良くも出しやがったなんていう一種の憎悪感情があって、臭くなくても臭いんだ」

 そんな話をしていたら礼子から電話がかかり、昼の食事は済んだかと聞かれたのでまだですと答えると誠司は外に呼び出された。指定された近くのレストランに行くと既に1時を大分過ぎていたので店内はすいていた。礼子が奥の窓際の席で立ち上がって手を振っている。目立たないような服を着ているが礼子は大柄でしかもメリハリのある体の曲線をしている。



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