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お母さんじゃない
【母子相姦 官能小説】

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お母さんじゃない-8

(8)

 右手の中指……。
(めぐみの体に入った指……)
とろろ汁みたいにぬるぬるだった。
(あんなにぬるぬるなんだ……)
なぜ、と考えるより、その状態が頭から離れなかった。

 すぐに乾いてしまったがニオイは残っていた。
(ああ……)
何度も嗅いだ。ヨーグルトのような、チーズのような、酸っぱいニオイ。
(くさい……)
が、吸い込んだ。昂奮する。
(めぐみのアソコのニオイ!)
 指を鼻先に当てながら扱き立てるとあっという間に射精した。紙を当てる間もなかった。
床に飛び散った白濁の液を見つめながら、めぐみの白い乳房を思い浮かべていた。

 母が帰宅して生徒は来なかったのかと訊かれた。
「来たよ、練習してた。なんで?」
「おかしいわね……」
母が首をかしげているのを見て不安になった。今日のめぐみとの行為……1階に疑われるような痕跡はないはずだが、裕太は気持ちの波を抑えながら母の様子を窺った。
「あの子ね、きちんとしてて、いままでもピアノの上にお礼のメモを置いてくれてたの。今日はないのよね」
「ふーん……」

(めぐみにそんな余裕はなかったはず……)
「なんか、夏期講習に遅れるって、言ってた……」
「そう、急いでたんだ。……裕太、あの子とお話したの?」
「うん……帰る時、ちょっと」
「いい子でしょ?勉強もできるのよ。わたし、あの子大好き」
裕太は黙ってテレビに目を向けた。気のせいか、母が自分を観察しているように思えた。たぶん疚しいことをした引け目なのだが、それがまた明日繰り返されるかもしれないと思うと母の顔を面と向かって見ることができなかった。


 この夜、夕食は母と2人。父は北陸方面の配送で3日間留守になる。月に2、3回は長距離がある。そんな数日はウキウキする。父が嫌いなのではない。母と、いや、『亜由美』と2人でいることが嬉しかったのだ。
「お母さん」と呼びながら、心のどこかでは『亜由美』として想っている。かといって淫らな妄想の中に置いたことはない。匂うような彼女に密かなときめきは持っていたが、それはやさしさへの甘え、憧れ、そして小さな嫉妬だったかもしれない。
(父がいない時は両親のセックスはない……)
それがほっとする喜びとなっていたのはたしかなことだった。
 しかし、憧れの奥底にまだ意識に至らない感情の泉が、染み出るように心を浸しつつあるのを彼は気づいていなかった。
 
 彼女の姿を見ているのが好きだった。料理を作っている時の細やかな動き。エプロンがよく似合う。たくさん持っていて、毎日のようにちがう。
「エプロンするとね、やる気が出るの」
裕太に笑いかける笑顔が爽やかだった。
 洗濯物をたたんでいるとそばにいって見ている。腕も指も白くて、
(きれいだ……)
日常、見つめる裕太の目は、母という壁を意識しながら、一方で『女の美しさ』に惹きこまれていたのである。 

「明日の夜、外で食事しようか」
不意に言われて返すぐに返事が出来なかったのは『明日』という言葉に反応が起こったからだった。めぐみのことが頭にこびりついていたのである。
(明日、めぐみと……)
鎮めても蠢く性の期待であった。

「お父さんいないし。何かおいしいもの食べよう」
「うん……」
「何がいい?裕太の好きなもののするわ」
「そうだなあ……」
母の後ろ姿を見ながら、裕太はめぐみの体を重ねていた。 

 
 
  
 


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