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裸の旅団
【兄妹相姦 官能小説】

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裸の旅団-3

「ああ、ケイン……熱くて、火傷しそうに素敵。硬くてお腹が破られそうよ。ああんもっと突き刺してお腹が一杯になるまで…ああ、お尻振っちゃうから」

 アベルラは全身を蛇のようにくねらせてケインの上で踊り出す。

「もっともっともっとお。私……まだないんだから、奥までおもいっきり濃いのをどくどく射精して、おねがいおねがいおねがい突き上げて、ああお腹破裂しそうあああそこが一杯で堪らなあいいいいい!」

 アベルラの性器は素晴らしい。吸い付くように、捻れるように陰茎を握りしめる。アベルラの下腹が膨らんだり凹んだりを繰り返し、ケインの陰茎は一瞬ひときわ大きくなる。ケインは躯の中に樹液が溢れるのを感じる。
「来るわ、来るわ、いっぱい飲ませて狂わせて搾ってあげる搾ってあげるあああああああ、死んじゃう死んじゃうううう」アベルラの嬌声は言語から乖離して獣のようなうめき声へと変化する。

 ケインはアベルラの体内に射精を始める。どく、どく、どく。アベルラは仰け反り、小指を噛みながら悲鳴を上げ、腕と背中が限界まで伸びきって貪欲に精液を一滴残らず飲み干して行く。

 トラックが逆のカーブを切ったので、二人は抱き合って結合したまま荷物の山から転がり落ちる。タイヤの軋みと酷い風の音、防風ランプの叫び声とアベルラのすすり泣きがケインの身体中に響き渡る。風が強く、まるで全てが嵐のようだ。

 心臓の鼓動が耳元で激しい打鍵音を鳴らす。激しいエクスタシーが生み出したぜんそくの発作のような二人の呼吸が交互にオーケストラ・ヒットを繰り返す。
 ケインはアベルラの紅潮した頬にキスをして抱き合い、もともと一つの躯だったかのように寄り添った。

「良かったよ、アベルラ」褒められた少女は無邪気に笑った。

「私はもっとよ、ケイン」

 トラックはいくつもの隆起を越えて、やがて大きな灰色の道へと踏み出していった。


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