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恋愛Messenger
【同性愛♂ 官能小説】

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7月5日(木)-1

昨日のコンパで先輩に言われた言葉が、一晩経ってもまだ頭の中から消えない。
「圭はイケメンだからモテモテなんだろ? ヤリ放題でいいよなぁ」
「いえ、僕はイケメンじゃないですから」
そう言い返すのが精一杯で、僕はすぐにトイレに逃げ込んだ。

偏見もいいところだ。
仮にイケメンだとしても、そうなるとは限らない。
実際、今まで声を掛けられることはあって、その中でもいいなと思う女の子と付き合ったことは何度かあったが、どれもうまくいかなかった。

今日は、そんなイライラをどうにかしたくて、駅前のショップでTシャツを買ってきた。
キスマークがプリントされたものだった。
これを着ていけば、自分が変われる。
そんな気がした。


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