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原爆の夜
【幼馴染 官能小説】

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原爆の夜-2

2.
村の人たちは、真っ白な雪の上に真っ黒な灰をまいた。百姓仕事をするのに、早く雪を溶かすためだ。

雪が解けて道路が見えてくる頃には、言葉が分かるようになった来た。

父は東京から、村の学校に時々寄付をしていたようで、僕は次郎さんの息子だと言うことで村の人は暖かい目で見てくれた。

村の有力者は、村長さん、学校の校長さん、駐在さんと郵便局長だった。父は東京での成功者ということで、ある種の憧れの目で見られているようだった。

疎開者が苛められると言うような噂話を聞くこともあったが、父のお陰か僕は、まずは順調に疎開生活に馴染んでいった。

同級生に、一際目立つ女の子がいた。
冴子というその娘は目鼻立ちがはっきりしていて、体格がよく、胸のふくらみも目立った。
勉強もよく出来た。

郵便局長の娘で、僕の遠い親戚になると言うことだった。
勉強中も気になって、そっと横顔を見ては胸をときめかせるのだった。

僕は随分とませていた。

読書が好きで、東京にいた頃は少年倶楽部の愛読者だった。

読み物の少ない時代だったので、手に入るものは何でも手当たり次第に読んだ。
「火の車輪」とか言う本を見つけてSFかと思って読んだら、株屋のセールスマンの不倫の話で、小学生ながら株投機の話や男女の機微に触れる世界を垣間見た。

悪がき同士の回し読みで、江戸時代の春本も読んだ。

“ある呉服問屋の娘が、年頃になるにつれて顔色が冴えずふせぎ勝ちになってきた。

心配した母親が問い詰めると、娘は大事なところに毛が生えてこない、つまりカワラケ、パイパンだと告白した。

困った両親が出入りの経師屋に相談をすると、息子に何とかさせましょうと引き受けてくれた。

息子が商売道具を手に、早速呉服屋を訪れ、人払いをした奥の間に床を敷いて治療に当たる。

治療といっても経師屋のやることだから、髪の毛を取っては恥部の周りにのりで貼り付ける。

初めは緊張をしていた息子も、毎日のように娘の秘部を眺め、指で撫でているうちに、股間が疼いてどう仕様も無くなった。。

「お嬢様、お許しください、私にはもう我慢が出来ません。どんなお咎めでもお受けします〜〜お許しを〜〜」
といって、娘に覆い被さる。

「あれぇ〜経師やさん、私とてもう我慢がなりません〜お前さんの好きなようにしておくれぇ〜〜」

かくして娘と息子は夫婦の契りを結んだ。めでたし、めでたし“

先輩の中学生からセンズリを教わっていた。

教室で、冴子の横顔を盗み見ながら、チョンボを弄った。




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