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HAPPY HELLOWEEN 〜ハッピー・エロウィン〜
【学園物 官能小説】

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第8話『ハロウィン余興、ナッツ・クラック・ナイト』-2

 一方で、

「んぎぃっ……!」

 爆ぜた胡桃が陰唇中央、膣口に命中した別の少女。 炎の比較的外側で炙られる胡桃に剥け、かなりの至近距離で股間を全呈していたところ、破裂した塊が膣口を中心に彼方此方へぶつかった。 少女は痛みに仰け反りながらも、懸命にマングリ返しをつくる。 近づいてくるBグループ生……けれど黙って首をふり、開口具に手をつけない。 どうやら爆ぜた木の実が『クリトリスに命中し』て初めて合格らしい。 膣に無数の火傷をつくった少女は、ポロポロ、大粒の涙をこぼしたが、Bグループ生は一顧だにせずその場を去る。 少女は諦めて再びM字開脚に戻り、徐々に腫れてくるデリケートゾーンを炎に翳(かざ)し、弾け飛びそうな木の実を探す。 今度こそクリトリスに中てようというのか、少女はさっきより前傾になって、クリトリスを炎に近づけていた。 その分だけ身体が炎に炙られるわけだが、二回連続外れるくらいなら、多少はだが焦げる方がマシ、ということなんだろう。

 パチッ。

「あっつ……!」

 パチィッ。

「つっくッ……」

 バチッ。

「ンア……ッ!」

 其処此処で、破裂音と嗚咽が同時に起きる。 マングリ返しから元のM字開脚に戻る少女がいて、一方で開口具を外されて喜びに震える少女もいる。 クリトリスに命中する割合は総じて三分の一、といったところだ。 それでも次々に破裂する木の実に股間を晒し続ければ、いつかはクリトリスに直撃する。 焚火に木の実がくべられてから約10分が経過した頃、この行事に参加した全裸少女たちは、全員が開口具から解放されていた。 つまり、全員がクリトリスに栗乃至胡桃の熱い洗礼を頂戴したわけだ。 ここで改めて全裸少女た薪を囲み、たったままがに股をつくって股座を拡げる。 両手で陰唇を伸ばし、クイ、腰をつきだして狙いを定める。 と思うと、

 プシッ、プシャッ、ジョボジョボジョボ……。

 一斉に少女達が放尿した。 なるほど、用が無くなったなら、火の始末はお早めに。 辺り一面にモクモクと煙が立ち込める中、

 ジョロロロロ、ショロロロロ、ピュッ、ビュッ、ジョロジョボボ……。

 少女たちの放尿が続く。 いつの間に水分を補給していたのか知らないが、1分近く尿を途切れさせない様子から判断するに、膀胱内に2、3リットル溜めていたのは確実だ。

 ところで、私と同様に焚火で膣を炙る少女達を鑑賞していた年配女性によると、これは『ナッツ・クラック・ナイト』というハロウィン伝統の『占い遊び』という。 木の実に想いを寄せる相手の名前をつけて暖炉にくべて、弾ければ両想いになるし、弾けなければ片想いで終わるらしい。 いかにも乙女チックな占いだが、殿方と結ばれる可能性ある女性が存在しない現代では、廃れるより他はない。
 
 やがて焚火が消えたのを見計らい、制服姿の学園生が、水を張った金盥を携えて現れた。 既にあらかた鎮火した焚火に、ジャバッ、念入りに水をかける。

(こういうところは、昔とちっとも変わらないなぁ)

 『盥があるなら最初から使え』『わざわざ熱い思いをさせてまで尿で消火させるなどバカげている』――と思うのは学園の部外者なわけで。 まず身分が低い全裸少女が消火し、火傷の確率をさげたところで上級生が登場するのは、学園的には至極当然の流れといえる。 こうして『ナッツ・クラック・ナイト』に参加した生徒たちは火を消してから校門に消えた。


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