投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

5センチの景色
【女性向け 官能小説】

5センチの景色の最初へ 5センチの景色 21 5センチの景色 23 5センチの景色の最後へ

-4


「いつもの居酒屋で良いか」
「もうこんな時間だもんな」

恐らくシステム部のメンバーはそんなことを話していて
私は聞いていないふりをして、早く1階に着け!なんて階数表示を眺めていると

「あ、俺はパス」

聞き慣れてはいないのに、聞き分けられるその声は安達さんで

「帰るのか?」
へぇ。このまま帰るんだ。
私もその答えに興味を持って右耳をダンボにして聞いていた。

「いや。美鈴。ご飯食べに行くだろう?」

反対側から聞こえたその声に
エレベーターの中はシンッとなって。
中に居た全員が一斉に私に向かって顔を向けたのが分かった。

安達さん・・・

これって・・・

恥ずかしさから何も答えない私に
「おい。美鈴」
と、追い打ちをかける。

「あ、の、安達さんっ」
「今帰りだろう?」
「はい・・・」
「ご飯食べに行くだろう?」
「・・・・」
「食べたのか?」
「いえ」

やだやだ。空気読んでよ。
睨んでる!睨んでる!
おねー様たちが睨んでる!
男性は納得したような顔で見つめないで!

「俺は美鈴と行くから、居酒屋はパス」

早く1階に着いて〜〜〜!!!




5センチの景色の最初へ 5センチの景色 21 5センチの景色 23 5センチの景色の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前