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海外赴任
【フェチ/マニア 官能小説】

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家政婦の始まり-1

湯船にひとりでゆっくり浸かってこれからの日常を噛み締めていた。今夜から完全にエレナとの二人暮らしになる。21歳の抜群のプロポーションのエレナと過ごす日常に心が踊る自分を誤魔化すことができなかった。

「身体、洗いますか?」

脱衣室からエレナが僕に問いかけていた。いやいいよ。扉越しに答えてあげたエレナは、OK、問題ないわ。と口癖のように答えてスペイン語の歌をうたいながら脱衣室に脱ぎ捨てた僕の洋服を畳んでいるようだった。

「何か用事があったら呼ぶのよ」
「OKだ。ゆっくり入ってからあがるよ」

脱衣室のエレナは、歌をうたいながら自分の部屋に向かうように階段の方向に向かって後にしたようだった。エレナの部屋は20畳のワンルームだ。家政婦用に改装したその部屋は、キッチンとトイレこそないものの水道は引いてあげていた。だからちょっとした洗面台と小型の冷蔵庫を置いてあるその部屋は、一人暮らしを過ごすには十分な空間だった。エレナはその部屋でこれから僕との日常を過ごすことになる。壁を隔てた隣同士の部屋だ。エレナの部屋には鍵があるが、僕はその合鍵を持っている。隣で暮らす21歳の若い女に迫る高揚を抑えることができずに湯船でひとり微笑んでしまっていた。

湯船からあがった僕はエレナのいないリビングでテレビをつけてビールを開けていた。時刻はまだ夕方の17時だ。夕食は19時すぎに用意してくれる。エレナは18時までは部屋だろう。誰もいないリビングで、ビールを飲みながらひとりの時間をゆっくり過ごそうとリモコンに手を伸ばしていた。テレビモニターをVIP用チャンネルに併せ番組表を眺めていた。VIP用チャンネルには現地用にモザイクを外させれた日本のアダルトビデオやリアルタイムビデオ中継まで揃っていた。リアルタイムビデオ中継は、常に誰かの性行為をリアルタイムで視聴することが可能だった。その番組に出る男たちは、あきらかに観光客が多かった。ラブホテルから中継される映像は、その手の筋から極秘扱いで映像を流してくれていた。プロの女性は何も知らずにひたすら男たちの卑猥行為を受け入れていた。カモの客にはあからさまに高額チップを要求する女性もいれば、逆にその手の客についた女性は、こらから始まる予想できない倒錯した性行為にたじろぐ場面もしっかりと映像として流される本当のリアルタイム中継だった。リアルタイム中継を点けてみたが、観光客がプロの女性に身体を任せてるつまらない映像だった。仕方がなく日本のアダルトビデオにチャンネルを併せて2本目のビールを取り出してテーブルに足を乗せてゆっくりと映像を楽しんで過ごしていた。

「アダルトビデオね」
「エレナか。戻ってきてたのか」
「エッチね」
「その通りだ。何か問題あるか」
「やだ。何も問題ないの知ってるでしょ。何か作るわ」

上下ジャージ姿のエレナは、長い髪をポニーテールのように黒いゴムで巻き上げてキッチンに向かって行った。うなじで輝くブロンドの産毛が若い肌を引き立てるように薄っすらと揺れていた。肌色のジャージは豪華な身体を隠すように首元まてチャックが上げられていた。デカい胸が歩くたびに大きく揺さぶられ、丸いお尻がジャージを柔らかく揺らしていた。溜息がでるような美しさだった。若い女性の魅力に見惚れた僕は、苦笑いしながらテレビモニターに映る卑猥な日本人の性行為に視線を戻してビールを飲み続けていた。

「カシューナッツとハムよ。これから夕食の準備するけど早いかな?」

テーブルに小皿を置いたエレナは、僕の目の前に座って問いかけていた。テーブルに載せた足の隣に置かれた小皿のナッツを手に取り、テレビモニターを眺めながら答えてあげていた。

「まだ早い。20時頃に食べよう。それまで、エレナも一緒に飲むといい。分かるかい?」
「OKよ。わたしも付き合えってことね。問題ないわ」

立ち上がったエレナは、小瓶のビールを片手に2本挟んで嬉しそうに近付いていた。真正面からみるエレナのジャージ姿は、10代のような幼い童顔が見事に嵌っていた。ポニーテールにした小顔は、長い睫毛と大きな瞳が美しい女性の顔を創りあげ、瑞々しい頬の横で揺れるゴールドのイヤリングが照明に反射されて輝いていた。僕に向かって歩くエレナは、しっかり止めたジャージのせいで、デカい胸が偽物の風船のように大きく張り出して揺れていた。歩くたびに大きく揺れるデカい胸に釘付けになってる僕に気付いて微笑んでいるようだった。

「触りたいの?OKよ。問題ない」

おどけるように胸を寄せたエレナは、悪戯な視線で僕をからかって楽しんでいるようだった。

「いや、いんだ。まずは飲もう」
「オッケー。いただきまーす」

目の前に座ったエレナは小顔を上に向けて瓶ビールを美味しそうに飲み込んでいた。上を向いて無防備になったエレナの喉が、抜群の色気で僕を誘っているようだった。小顔を上に向けた途端にデカい胸が大きく上下に弾み否応無く視線が釘付けになってしまっていた。

「凄い身体だな」
「知ってるわ。貴方も見たでしょ」

瓶ビールを片手に顔を傾けるエレナは、完全に僕をもてあそんで楽しんでるようだった。

「確かに見た。近々、真昼間にじっくり見せてもらうよ」
「いつでもOKよ。ドレス着て待ってるわ」

苦笑いを返すことしかできなかった。アダルトビデオに視線を戻した僕は、3本目のビールを開けながら今夜もエレナと行うだろう性行為に歪んだ欲求を自覚していた。21歳の若いエレナと過ごす密室は、背筋に鳥肌を立たせるほどの倒錯した興奮と欲望が僕の心を乱し始めていた。


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