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憑依("うつせみ"から改題)
【SF 官能小説】

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湯舟の中で揺れる茂みに-2

 「そ、そんなわけ無いじゃない。念入りに洗ってただけよ。」
 「そっかあ。今夜、アイツとそういうことになるかもしれないもんねぇ。」
 「もう、よしてよ。そんなわけ…。」
 「ここ、温泉だよ。何かが起こるかもよー。」
 「だったらいいんだけどねー。」
 「あはは。頑張ってね。じゃ、先あがるわ。」
 「うん、あとでね。」
 一緒に旅行に来た友達か。ちょっと危なかったな。していたことがバレるのもマズいけど、うっかり彼女の外に出ちゃったら大変なことになる。なにせ、ここは女風呂だ。
 「私、なにやってるんだろ。こんな所で。」
 つぶやいて泡を洗い流すと、湯船に向かった。
 「あー、気持ちいいー!」
 うーん、確かに気持ちいいー!そのとき彼女が下を向いた。温泉の中で黒い茂みが揺れている。それをじっとみつめる女の子の、太ももに乗せてあった左手が、スー、っと足の付け根の方へと滑っていく。
 指先が茂みに触れた。あたりを見回す。少し離れた所に友達が居る。他の子と並んでしゃべっていて、こっちには注意をはらっていない。
 右手で下腹部にタオルを被せた。左手はさらに下がり、茂みの奥の敏感な先端に触れた。
 「ん…。」
 さっき中断を余儀なくされた為だろうか、待ちきれなくなっていたそこが激しく反応し、カラダがビクンと震えると同時に思わず声を漏らしてしまった。しかし、誰も気づいていないようだ。息を整え、再び指が動き始める。
 タオルの下でだんだん足が開いていくが、彼女は気づいていない。先端をこね、谷間を這い回り、ついにはズブズブと埋めてかき回し。
 「何やってるんだろう、何やってるんだろう、私。周りの人にバレるかもしれないのにこんなに弄くり回して。でも…止まらない。私の指は止まらない。」
 しかし、いつまでもやっていたらそのうちバレるだろう。俺は彼女の欲情をグイっと押してやった。
 「はう…。」
 いきなり下腹部から湧き上がった疼きに揺さぶられ、腰の動きは大きくなり、指が激しく自分を責める。そして。
 「かは…はあ、はあ、はあ…。」
 狙い通りに、一息に終わらせてあげた。
 「あれー、どーしたのー?しんどそうだよー?」
 向こうにいた友達だ。
 「だ、大丈夫。ちょっとのぼせたかな。はあ、はあ…。」
 「もうあがったらー?」
 「うん、そうする。」
 茂みになんだかネチョネチョしたものが絡んでいたが、彼女はタオルで拭いてごまかした。
 更衣室から出たところにミユキちゃんが居た。すれ違いざまに女の子からサっと出た。
 「何やってたのかなー。」
 「あはは…。」
 「ずっと見てたよ。」
 「うそ!じゃ、欲情を煽ってあんなことさせたのもバレてるの?」
 「自分で白状したね。誰に入ってるかなんて、私には分からないよ。」
 「あ…やられた。」
 「そうなんだー、ムズムズさせて何かしたんだー。」
 「はい、しました…。」
 「この後、分かってるよね。」


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